表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真水のスライム  作者: ふぃる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/228

22話 三人連携②

 軽く昼食を済ませ、早速今日のターゲットの所へ。

 とは言っても昨日と同じシマサキジカだ。ラディの性質を踏まえた上で、合わせてみたいとのエンの希望。

 ついでに道中で聞いた話だが、シマサキジカのツノは魔法道具の素材として汎用性が高く、エンの腕輪もそれで風属性に変換してるんだとか。



 昨日の今日でで大きく移動したとは考えにくい、昨日通った道をなぞっていく。そもそもが多く住んでる種とあった、昨日の群れではなかったとしても当たるだろうという憶測も。

 接近するものがないか警戒しつつ、けど足取りは少し早く。目視ながら一応の索敵はしているが、探知は光の魔術が得意とするところ。エンが問題無いと判断しているなら、大丈夫なのだろう。


 そして昨日と同じ場所でエンの制止。

 事前の打ち合わせ通りに、エンが樹上から索敵。戦いやすい、茂みの外で待機。



「来るよ、備えて。」

 そう言いながらエンが飛び降り、後方につく。昨日の記憶を反芻し、感覚を重ねる。

 音の位置、速さ、タイミングを測る。直感、剣を振り下ろす。硬い感触、強引に振り切る。

 よろけたシマサキジカを、勢いのままに引きずり出す。


 次の出方を伺おうとした瞬間、背後からの援護の光線。ダウンこそ取れないが、大きな隙。首を狙い、次の一撃を振るう。

 …浅い。踏み込みが甘かったのもあるが、骨に当たった感触。それでも力任せに押し倒す。

 そこに飛び掛かる水の塊、シマサキジカを完全に覆い、弱点が狙い辛い。

「離れて!」

 迷ってる所にエンの言葉、反射的に飛びのく。十分な距離を空けた所へ、走る稲光。水を伝い濃縮された威力に、耐えられる筈もない。



「ラディ、大丈夫か?」

「えぇ、なんとも。」

 心配をよそに、平然と元の姿を取るラディ。

「しかし、これは依頼的には大丈夫なのか?」

 解体用ナイフでシマサキジカの処理を始める。…見事に中までこんがり。食肉としては無理そうだ。

 けどツノの方は表面こそ焦げ付きがあるものの、断面を見る限り中は問題なさそうか?

「…これくらいなら、十分な品質ラインは行ってると思う。状態の良さの増額は望めないけど、ってくらい。」

 楽ではあったけど、その分…か。とはいえ即席の連携としては、上々ってところだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ