表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
190/228

188話 地下深くで②

 宿の前からでも見える大時計、それの指してる針によるともう夜らしい。

 だけど昼までダウンしてたせいか、そこまで眠くはない。


 とりあえず買ってきた干し肉にひとかじり。

 しっかりした歯ごたえに、うまさが凝縮されている。

 こんな時でも、うまいものはうまい。


「テムスさんたち、心配してないですかね…?」

 ふと、ラディがつぶやく。

「……ある意味では、心配いらないだろうな。

 『英傑からすれば敵対側』、あの鈍色仮面の奴はそう言ってた。嘘を言ってたようにも見えなかったし、本当ならもう情報自体は回ってるだろうな。」

「…じゃあみんな、もう『敵』なのです?」

「テムスさんやタァ達は、有無を言わさずって事にはならないかもね。

 けど、ミレースさんはそういうとこに私情挟むイメージ無いな……。」

「……たしかに。」

「ま、もしかしたら敵視してきてるのはミツキだけで、他は別に何もないって事も、無くはない……かもな。

 なんにしても、まだ情報が無さ過ぎる。」


 そう、今色々考えても、全部憶測の話だ。確たる話はほとんどない。

 今無策に外に出るのも危険という、それすらも憶測でしかない。

 「路地裏」の事も最低限の説明だけで、具体的なところは何も把握できていない。

 まずは明日にでも、何か情報を仕入れたいところだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ