表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
176/228

175話 遊撃②

「今よりここが、ヒュージ・フラベラ撃退戦の最前線です。」

 思考の混雑。まだ心の準備なんてできちゃいない。

 事前に聞いてた話では「向こう1~2週間程の見通し」との事だった。さっきの様子からしても、想定外は冒険団側も同じだろう。

 ここからも木の葉の向こうにうっすら何か動くのが見える。あれがそうだろうか。


 ニッグさんが右手を振り上げ、術で連動して下の川から水が伸びる。

 その流れに乗り、上空へと駆け状況確認。そして滑り降りるように近くに着地する。

「前線を上げるには時間がありません。迎撃の準備に入ります。ラディさん、弾を。」

「りょうかいです!」

 手筈に従い、ラディが下の階へ向かう

 …階段じゃ遅いからって直に落ちてったな。水塊状態の着地は見られなかったし、不問としよう。


 しばらくして運搬装置のランプが点灯、砲弾を乗せた籠が届く。

 荷を下ろし、ボタンを押して籠を下に戻す。

 慣れないながらに大砲に弾を込める。自分が1つ終わらせる頃に、ニッグさんは2つ目をほぼ終えていた。

 慣れない事で苦戦しながらも、どうにか2つ目も終わらせる。これで4門準備完了だ。 丁度次の弾が下から届く。


 そしてニッグさんがおおまかな照準調整を終える頃。

 ヒュージ・フラベラの先頭が見えてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ