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163話 冒険団①

 出発当日、真昼頃。

 防具と備品、そしてメンテ済みの短剣を詰めた鞄を担ぎ、階を降りる。

 広間は指揮中枢のミレースさん以外は出払った、いつも通りの風景。

 部屋の前を通る自分達に、ミレースさんの方が気付く。

 一瞥、作業を中断しない程度に片手ジェスチャーで挨拶。こちらも同様に返し、先へと向かう。



 街の端、平原に面した集合場所。

 そこには、既にかなりの人数が到着していた。

 同じように集められた英傑側の人材、管理と案内をしているおそらく冒険団側の人。

 名簿での確認を済ませ、指定された場所で時間まで待機。

 最終的に英傑側からで40人ほどだろうか。それぞれ2~3人のグループ単位で、定められた順で並べられている。


 時間が来た事は、周囲の風景から分かった。

 舗装されていない道路の延長線上、雑草の薄い平原上の道。

 その向こうからやってくる、自走式四輪荷車の一団。屋根付きのしっかりした構造のやつだ。

 16台からなる隊列は、見てるだけでも中々に圧巻。


 車が待機列の所まで到着。誘導を受け、先頭から順に乗り込み、道を折り返していく。

 現地まで徒歩を想定していた反動もあるのか、結構緊張しているのを感じる。

 やがて前の人が掃けきり、地面に置いていた荷物を再び担ぎ、ラディと共に荷車に乗り込む。

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