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159話 拠点制圧⑥

「…見たかったよなぁ、制圧。」

 事が片付き、戻ってきた活動拠点。一息ついたところで、ため息と共に言葉が漏れる。

 そんな自分を脇目で見つつ、ラディが応じる。

「しかたないですよ、そういう役割でしたし。」

「…分かってる。だから余計にどうしようもないのが、もどかしいんだよ。」



 あの後、逃げた鈍色仮面の一員を追えないかと一応辺りを確認し。

 だけどやはり姿が見当たる事は無く。


 そして現地に戻った時には、既に場は撤収に入っていた。

 事後処理担当の部署が既に来ていて、建物の閉鎖作業へと。

 観衆も最低限作業の邪魔にならないよう避けるだけで、最早関心もなし。



「む、そうであったか。そこまで気が回らなかった、すまんな。」とテムスさん。

「いや、別にそんな……。」

「ならば今度報が入ったら教えてやろう。そこで休みを取るといい。」

「…そんな事ができるのか?」

「あぁ。部分的とはいえ特殊配備になる都合上、そこらへんの情報は事前に入るからな。」

「…なるほど。」

 言われてみれば、それもそうか。

 そもそもそういう事が起こらない方が平和でいい、という思いもあるが、今は深く考えないように心がけよう。



 そんな最中、ミレースさんが話に割り込む。

「あー、お前ら。お取込み中悪いが、連絡だ。」

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