洩矢諏訪子
ちょくちょく文章が変わるかもしれませんご了承下さい
私は今神社に参拝しに来ている。
香燃「さて、お賽銭はこの時代の10万円でいいでしょう」
これからの旅の安全を祈るのに、ここの風雨の神様と土着神様は合っていると思うからな。
すると後ろから声をかけられた。
??「ねぇ、妖怪がここに何の用かな?」
!?、何でバレた?唯一私を人外だと分かる白銀の髪は変身で黒に変えているのに!?
私はゆっくりと振り向く。
そこにいたのはカエルの目玉を乗っけた帽子を被った幼女だった。
香燃「え、幼女?」
??「……フフフフフ、こんな見た目でもこの守矢神社の神の1柱、洩矢諏訪子だよ?神を幼女呼ばわりとは、いい度胸だねぇ」
どうやら諏訪子さんは大層お怒りの様だ。
後ろから見える黒いモヤモヤが蛇の形になって、こちらを睨みつけてくる。
すると体の本能が今すぐ逃げろと伝えてくる程の威圧がくる。
でも体が動かない。
蛇に睨まれたカエルとはこのことだ
香燃「っ…………!」
諏訪子「どう?息が出来ないでしょ。今なら謝まれば許してあげるよ?」
香燃「っ…ご…めんなさ……い」
ああ、今多分涙がボロボロと出てるんだろうな。
諏訪子「分かればいいんだよ」
そう言うとさっきまでの濃密な威圧が消え失せていた。
香燃「ゲホッ……ハー、ハー、ハー」
ああ、やばい意識が……とおく………な…る
バタリ
諏訪子Side
私の名前は洩矢諏訪子。ここ守矢神社の神の1柱だよ。
今日もこの町を散歩して神社に帰って神奈子と昼寝をする予定だったんだけどね。
だけど今日は珍しい参拝客がいるようだね。
まさか妖怪がこの守矢神社まで来るとは、余程の命知らずか無知か、まぁどっちでもいいけど。
………この妖怪、絶対生まれて10年もしてないね。
魂の格が低いから、生後1年ってところかな。
それにしては内に秘めている妖力の量が結構多いけど。……能力かな?
近づいて確認すればいいか。
……近づいてみると、どうやらただの参拝目的だった。
しかも結構な金額を!
いやぁ、有り難いね。お賽銭は主に私と神奈子の酒代になるからね!……ついでに食料
でも一応何の用かは聞いてみるか。
諏訪子「ねぇ、妖怪がここに何の用かな?」
お、面白いくらいにビクッ!ってなったよ。
こういう反応は見ていて楽しいもんだね。
ゆっくりと振り向く妖怪の容姿を見て、私は内心驚いていた。
……やばい超可愛い!こんな庇護欲を掻き立てられるのは、初めてだよ。……だけどちょっと苛めたくもなるね。
ああ、諏訪大戦前の時代に来ていたら、可愛がってあげたのに。
「え、幼女?」
……この子どうしてくれようか?
私が気にしていることを、言いやがって。
……丁度この子を苛めてみたいって思ってたからね。
ここでミシャグジ様の威圧を使って見るかな。
諏訪子「……フフフフフ、こんな見た目でもこの守矢神社の神の1柱、洩矢諏訪子だよ?神を幼女呼ばわりとは、いい度胸だねぇ」
ウフフフフ、そんな涙目で怯えちゃって可愛い!
さぁて、欲望も満たされたし、そろそろ許してやるか。
息も出来てい無さそうだし。
諏訪子「どう?息が出来ないでしょ。今なら謝まれば許してあげるよ?」
香燃「っ…ご…めんなさ……い」
ああ、やばい、泣きながら必死に謝る姿やばい。
理性が崩れそうだよ。
諏訪子「分かればいいんだよ」
あ〜あ、余程苦しかったらしいね。
ちょっとやりすぎたかな?
……バタリ
………周りを確認しても誰もいない。
よし、お持ち帰りしちゃおう。
フフフ、せめて1年はいてもらうかな?