表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方式神伝  作者: 爆発的理想
7/10

初めての町

商人さん達を見送ってから1年の時が過ぎ、私は半年前に旅に出た。

その間に怪我人や病人を見かけたら治していった。

旅を続けて半年、ようやく私は目的地に着いた。

諏訪湖である。

前世では、見ることができずに死んだからな!


あの時に分かったが、妖力が切れたら元の姿に戻ってしまうので、そこで私は思った!

町に入る時に熱エネルギーや光エネルギーを妖力に変換すればいいのでは?と

だがここで問題が発生した。

熱と光じゃ足りねぇ!


だが妖力では5日間貯めて、ようやく一日変身できる程度の妖力しか貯まらない。

今まで貯めた色々な力を妖力に変換しても1ヶ月にしかならない。

生まれたばかりの私が生み出せる妖力なんて、世間で言う大妖怪から見れば雀の涙程の量しかない。


ん、大妖怪を見た事があるのかって?………見たよ…2ヶ月前に、熊の大妖怪が陰陽師と戦って負けてた。その後に見つかってね。

全ての力を運動エネルギーに変換して逃げたよ。

あの野郎いつかボコす。

大切に貯めた力の7割を使わせやがって。




まぁこんな事はさておき、どうやら力の変換効率は、長生きすれば勝手に効率が上がるようだ。

だが半年でようやく0.01%上がったので、これを待つことはできない。

だから私は能力の範囲を広げた。

森で余った生命力を集めるのに便利なのだ。


まぁ範囲が広がるごとに1平方メートルの力の吸収効率が低くなるがな!

こうすればなんとか黒字になる。

まずは変身してから門に近づいていく。



門番「待て、ここに少女が何の用だ」


門番が質問をしてくる。

まぁ当たり前だよな。変身で髪を黒くしているとはいえ、15歳程度の少女が旅用の格好で来るのだ。


香燃「観光目的です!」


フッフッフ、ここは笑顔で言うのがコツだよ。

この少女の姿で言われれば悪意など抱く事なんてできないのだ!


門番「そ、そうか…楽しむといい。ここは食べ物が有名だ」


何か顔赤くね?可哀想に…風を引いても休めないなんて。


香燃「はい、情報ありがとうございます」



少女移動中





私は今、飯屋で蕎麦を食べている。

ん?金はどうしたかって?適当に熊や鹿を狩って売れば万事解決だ。


それにしてもここの食べ物は実に美味いな!


香燃「はわ〜〜〜〜♡」











???Side


あの旅人さん随分と美味しそうに食べますね。

とても微笑ましいです。あの笑顔であの食べっぷりを見せ付けられると、お腹が空いてきました。

あ、他の人達も私と同じ意見の様ですね。

8割の人達が追加で小さな蕎麦を注文しています。


それにしてもあの子、本当に可愛いです。

私も容姿には自信があったのですが、あれには及びません。


あ、やばいです!

もうすぐ諏訪子様と神奈子様の食事の時間です。

早く帰らねばなりません!


「店主さんお金はここに置いておきますね!」


「お、おう気お付けろよ」


「分かっていますよ」


私は急ぐために霊力を使ったのは秘密にしときましょう。

諏訪子様から無闇に使うのは駄目だと言われていますからね。

さて、走りながら今日の献立を考えておきましょう。












香燃Side


ん?さっきの巫女服の女の子随分と急いでたな。

まぁいいか、そういえば確か諏訪湖には守矢神社があるんだっけか。

せっかくだから参拝していくか。

そもそも妖怪が神社に行くのはおかしいか。

まぁ別に本当に神がいる訳じゃないし、大丈夫か


あれ、でも妖怪がいるから神がいても不思議じゃないのか?……………ま、まぁ大丈夫だろ。

別に悪い事なんて生まれてから一度もしたことないし、まぁ私生後1年だけどね!


お、女は度胸だ!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ