修行がしたい
あれ………何で私は寝ていたのだろう?
神社に行った後、どうしたんだっけ?
目を瞑りながら起き上がって、ボーッとしながら周りを見渡すと、緑髪の巫女さんと青紫色の髪色で、背中に大縄を輪にして付けている女性がいた。
ん?何か後頭部に柔らかい感触があった様な気がしたので、後ろを振り向いてむると、そこにはこの前私に威圧してきたようg……女性がいた。
この神社の神の一柱だと言っていた神だ。
確か名前を名乗っていたが、言葉を発するのに全神経を注いでいたので、覚えていない。
香燃「………ひゃ!」
………って呑気にしている場合じゃない!早くここから逃げなければ!
逃げようとして、障子を開けようとしても何故か開かない。
香燃「………な、何で開かないのです!?」
諏訪「そりゃ結界で固定したからね。そう簡単には出れないよ?」
諏訪子様が優しげに話しかけてくる、今の私に話を聞く余裕は無い。
香燃「ピッ?!あ…ご…ごめんなさいごめんなさい貴女様はとても立派な女性です前の失礼な発言を許してくださいお願いします」
流石に面と向かって話すのは無理だったので、壁の角に体の横半分を、埋めるような姿勢でなんとか話すことが出来る。
まぁ涙がどんどん溢れ出てくるけどな!
早雪「ちょっと諏訪子様、この子に何をしたのですか?!」
諏訪「いや〜ちょっとミシャクジ様の威圧をほんのちょっぴりと」
早雪「何でそんな物騒なものを使ったのですか!見てくださいよこの子、泣いちゃっているじゃないですか!…………そもそも諏訪子様が………」
あれ?何か巫女さんが神様もとい諏訪子様に説教してる。
何か怖く無くなってきた。
一時間後
早雪「………であるからして、聞いていますか諏訪子様?」
諏訪「ごめんって!ちゃんと謝るからもう説教は勘弁してよ」
早雪「……まぁいいでしょう」
あ、こっちに来た。
諏訪「えーと君の名前はなんて言うのかな?」
香燃「え?あ、はい香燃と申します」
諏訪「さっきは威圧して悪かったね。流石にやり過ぎたから、私に出来る範囲で願いを叶えてあげるよ。これでも土着神の頂点に君臨しているから、結構色んなことが出来るよ?」
え?願いって言われても、旅が安全に出来るなら何でもいいしな〜
あ、そうだ。
香燃「じ、じゃあ私の師匠になってそこ等の妖怪に負けないくらいの力をつけさせて下さい!」
安全な旅なんて保証はどこにも無いのだ。だったら私自身が旅の危機に対処出来る位に強くなればいい。
諏訪「え、本当にそれでいいのかな?」
改めて聞いてくるが、もう決めているのだ。
香燃「はい!私は旅人なのですが、旅が安全になる保証なんて何処にも無いので、私が問題に対処出来るようにして頂ければと思っています!」
神奈「ハハハハハ!いい心意義だ。元々うちの諏訪子が参拝しに来たお前に迷惑をかけたんだ。修行ならこの八坂の軍神がつけてやろう!」
諏訪「ちょっと神奈子!この子の修行は私がやりたい!」
早雪「でしたらお二人で修行をつけてあげたらいいのでは?」
二人「それだ!」
え〜と何か神様に修行をつけて貰えることになったぞ!結果オーライってやつかな?
最近受験勉強が忙しくなってきたので、投稿ペースが遅くなります。ご容赦ください。




