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ラノベ展開ハーレムはオーディションで

「はいどもども」

「はいどもはいども、まー俺ら、ハーレム狙いな召喚勇者と魔族な僕っ娘王女様なんてラノベ好きな世代以外一切意味がわからんコンビ名でやらせていただいてるんですけど」

「わかると思うねんけどな」

「絶対わからんやろ」

「おじいちゃんかてラノベ読むやろ?」

「読むかな〜」

「いやな、今のおじいちゃん世代って朝日ソノラマとか読んでる世代やん」

「お前なんでそんなことしっとんねん」

「そうでなくても、黒豹とか、結構ラノベ展開おおいよな?」

「ホンマなんでそんなネタしってんねん」

「僕覚えてるんはなあ、実は主人公がラスボスのクローンでした〜、て言うて主人公が覚醒、ラスボスと一緒に仲間ぶっ殺して世界滅ぼすエンドの奴、あれ吃驚したわ〜」

「ネタばれしとるから題名とか絶対言われへんやん」

「そんなんとかな、ノベルズの伝奇もんとか、あれってラノベやん?魔界都市ハンターやらキマイラとかトレジャーハンターとかDとか」

「夢枕獏と菊池秀行しか言うてないしソノラマ文庫やしトレジャーハンターよりエイリアン言うた方がわかりやすい!」

「ついてきてる人おるかな」

「わかってるやないか。全員おいてけぼりや」

「知ってるか自分、全部まだ完結してへんねんで」

「マジで!?魔界都市ハンターも?」

「いやあれは完結してんねやったっけ」

「この間魔界都市ブルース新作出てたで」

「まだ終わってへんな、そしたら」

「チャンピオンの漫画版とか懐かしいですな」

「自分の方が年齢詐称しとるんちゃうん?」

「そこはええねん」

「そもそもその前にウルフガイとか幻魔大戦とかあるしな」

「え、幻魔大戦て映画あったよな確か」

「真とかついたり色々書かれへんけどあんねん」

「平井和正も完結してへんのか」

「そやで未完結ラノベって歴史あんねんで」

「そやなーって!誰がこんな話聞いて面白いの!」

「だって僕喋りたいんやもん!」

「いちいち舞台で言わんでええねん!後でじっくり聞くから!」

「ゼピュロシアやアルスラーンはハイファンで、創竜伝はローファンや」

「あー、田中芳樹もそやなあ、ちなみにアルスラーンこの間完結したんやで」

「岬兄悟に笹本祐一、どいつもこいつもかるーいラノベばっか書いてるやん!」

「魔女でもステディとか妖精作戦は名作やろがボケが!」

「ローファンにも程があるやろ!」

「著名なSF作家さん達をどいつとかこいつとか言うな!」

「角川やったら火浦功!あの人は短編集がメッチャ多分今でもおもしろい!」

「ラノベ語るならガルディーンって言えよせめて」

「自分ホンマ、なんで知っとんねん生まれる前の話やん」

「そしたら魔族で日本生まれでもないお前がなんでしっとるか説明せい!五十過ぎの日本のジジイでも乗り移ってんのか!ありえるから怖いんやけど!」

「僕転生者ちゃうし!」

「なら何で知ってんねんおかしいやろ!」

「とり・みきのダイホンヤですら、もう二十五年昔なんですよお客さん!」

「聞けや!そんでやめろ!誰もついてきてない!」

「そうなん?」

「ていうかな、多分誰も知らんネタばっかり言うのやめろ若い世代向けのコンビが古い世代にしか受けんネタやって誰が得すんねん」

「ちゃうがな、僕らのコンビ名わかるん、若年層だけちゃうやろって話やん。いやちょっと熱なってしもうたけどな、言いたいんは、今のおじいちゃん世代、めっちゃラノベ読んでるやん、てこと」

「あーちょっとエロスとバイオレンス高めのラノベとも言えるなあ」

「やろ」

「八〇年代ノベルズとかライトなSFとか流行ったもんなあ」

「せやでジュブナイルとか言う奴も含めて全部ラノベや」

「いやお前魔族の王女設定どこいってん。そもそも日本語知らん設定やん」

「設定ちゃうわ。僕は、パパが集めてたのを読んで知ってるだけや」

「オトンの集めてるノベルズ読んでる時点で日本語わかるよなお前」

「そこらへんはスルーしてや」

「つうかお前のオトンってあれやろ、あ、ええわ何か話こじれそうや」

「それでええよ、もうええわ」

「いや始まったばっかやんけ。コンビ名の話の途中やわ」

「そやったね」

「コンビ名がな、F層に響かへんのとちゃうかなあ、つう話をしてたな」

「してへんわ。自分、業界っぽく言うてもアカンで」

「あかんこと無いわタダでさえお前僕っ娘やん女性に受ける要素ちゃうやん」

「女性に受ける美少女つうのはな、僕みたいに天然で頭おかしい子やねん」

「問題発言やし、自分で言うてる時点で天然ちがうやろが!」

「せやかて女性に受けそうなコバルト文庫ネタとか出しても大体の人ホンマに分からんかったりするやん」

「ちゃうねんそこは女性向けやからちゃうねん、単に古いからやねん」

「事故死した兄が妹を助けるシリーズとか、あれよかったなあ」

「ホンマにわからへんねん。せめてマリア様くらいにしといて。お客さん放置するの止めて」

「さよか」

「そやで、問題はな、コンビ名の時点でな、お客さん選んでもうてるところにあんねん」

「若い男子狙ってく感じやんな?」

「そうや、美少女な僕っ娘がおる時点でな」

「アイドルやんな」

「自分で言うんかい。しかも魔王の娘で王女様やろ」

「何が言いたいんよ」

「男子がお前に集中するだけで、女子票がぜーんぜん集まらへん」

「自分がもすこしイケればええんちゃうの。今みたいな電柱にぶつかった犬みたいな顔やめて」

「どつくぞ。それでなくても男子の嫉妬が全部俺んとこ来んのになんで相方にまでディスられなあかんねん」

「けど顔はホンマ、マジで、変えた方がええで」

「顔は変えられないんです〜!」

「僕も王女は止めたく無いんです〜」

「止めたくないって言ってるやんけ!止めろ王女やめろ!」

「え、そしたら王女やめて普通の女の子に戻ればええの?」

「アイドルちゃうやろ。キャンディーズとか古いわ」

「しかもアイドルやめたら、男子票も消えるで」

「どうせ消えるやん。短期で消える一発屋にはなりたくないやろ」

「誰にも受けずに消えるよりマシや!僕は受けたいねん!人気欲しいわ!」

「そしたら女子高生に受けへん、このコンビ名変えろ!」

「女子高生に受けても一瞬で消えるやん!」

「きっかけや!きっかけ!」

「そしたら僕でもええやんか。え僕やとアカンの?僕でええやん?」

「やめろそれ。俺のハーレムっちゅうとこもあるやん」

「確かにハーレム勇者なんて女子に受けるわけないなあ」

「わかってたらそんなコンビ名つけんなや!」

「寧ろ女子に引かれるよな」

「そもそも元男子高校生の俺が引いてるからね」

「まあ自分居る時点でどっちにしても女子狙い無理やねんから、そこは諦めてもええかな〜、て」

「俺そこまで不細工なん!?なんで俺のせいみたくなっとんねん」

「さあ、鏡に聞いてみたら?」

「俺を召喚したお前とお前のオトンにまず聞くわ!」

「体の頑丈さだけで選ぶもんやからな、勇者って」

「遠回しと直接で僕の顔ディスりまくりますよねお前らは」

「ネタに出来る顔でもないしイケてもないし、普通やもんな」

「普通、ええことやんか」

「ええことあるか、インパクトゼロやん」

「電柱にぶつかった犬みたいな普通の顔でインパクトゼロなわけあるか!」

「確かにおもろいなその顔」

「やめろ!おれ芸人なりたいわけちゃうねん。勇者かてなりたないねん」

「まあそんな自分とコンビ組むにあたりな」

「選んだんお前らやぞ」

「女子受けっつう大事なとこはな、僕にも考えがあんねん」

「へえ!お前そこ考えてたんや」

「当たり前やろ相方には期待できひんし、僕が考えるしかないやん」

「使えないアピールやめんかい」

「まずな、オーディションをな、やろおもてんねん」

「またやんの?」

「また、てなんよ。一回もしてへんよまだ」

「えやってないの」

「あー、自分のハーレム要員のオーディションの話、前にしたな」

「そや、反対しても聞いてくれへんかったやん」

「ちゃうよ。ハーレムのは諦めた」

「おー良かった、なんで諦めてくれたん」

「なんかやる気なくなったんと」

「飽きるくらいならやるな」

「よー考えたらな、舞台に人が収まらんやんか」

「え漫才にもだすつもりやったんか、その人ら」

「当たり前や正妻の僕が身い削ってでてんねんぞ」

「まて!お前が漫才やりたい。俺は拉致られて無理やりやらされてる。削る身あるのはこっちの方やぞ?」

「漫才やるのが五人とか六人て、それ無理やん」

「聞けやおい。まあ前例は多分ないやろな」

「僕の活躍の場もかなり減るってことやん」

「そらツッコミの数にもよるけどな。面倒なら舞台に出さんかったらええやん」

「そしたらオーディションする意味ないやんか」

「やっと気づいた?そやで俺ハーレム要らん人やからね」

「そやねん。やっと僕も気づいてな、ハーレム作れる程自分いけてへんしな」

「やりたくもないハーレムやれやれ唆された挙句今んなって俺には向いてない何故なら俺はいけてないからってどつきまわしたろか何を言うとんねん最初からわかる話やろしかもなんでまるで俺が悪いみたいなディスいれてくんねん」

「そやねん、自分せいぜい正妻一人くらいしか持てへんやん」

「さらっとお前は何を言うとんねん」

「僕が正妻やったら十分すぎてお釣りくるよな?」

「お前が正妻って誰も決めてないし、なんなら俺も知らんけどな」

「けどお釣りくるよな!?」

「なんでマジ顔やねん」

「お釣りくるよな!」

「うるさい!こっちはお釣りどころかお前に惚れてるファンがもう毎日乗り込んできとんねん。毎日や毎日。お釣りどころか請求書出すぞ」

「そんでな、次期僕っ娘を募集しよ思てな」

「流された。つうか、なに?僕っ娘募集?」

「そやで、そしたらそれ目当てに女子層ふえるやん」

「なにその遠大な計画」

「遠大ちゃうよ、僕が正妻になったらすぐに僕っ娘ポジション空くやんか」

「正妻にもうなってんのか、いずれなるか、お前のプランがふわふわなんはええわ。僕っ娘のポジションて空くんかそもそも?」

「え、空くやろ」

「お前が舞台降りる、ことは絶対ないよなあ」

「僕が正妻んなったら、もう、主人が、私は、奥様はて言葉遣いから変わってまうんよ。正妻だけに」

「え待って待って、そしたら俺とお前と、他に僕っ娘の合計三人になるってことか?」

「自分抜けて、正妻と僕っ娘の二人でもええで」

「女性受け狙ってんのかそれ」

「自分、ていうかイケてない男いじる漫才するわ」

「やめろそれ俺のおらん所で俺の悪口言う奴やん」

「そやで、ピンの自分もイジられて美味しかろ?」

「ピンではやらん!けど正直俺が抜けられるってめちゃくちゃメリットやな」

「考えたら勇者なんて別にいらんしな」

「お前それが仮にも相方にするため無理やり拉致ってきた人間に言う言葉か?」

「それに自分勇者やし、もしかいつか舞台たたれへんくなる可能性あるやんか」

「遠回しにお前死ぬやんか、て言われてる?」

「そやねん。そんときに備えて勇者を補充するのも考えたんやけど」

「勇者補給はやめとこ。被害者はこれ以上増やさんようにしてほしいわ」

「よー考えたら次の勇者もこんなんやろ。要らんのとちゃうかな〜てなってな」

「うるさいわ!そしたら今でも要らんってことなら帰らせてくれよ!」

「え、いやや。自分僕の相方やるって言うてんから責任もってや」

「このクソ我侭っぷりを舞台で遺憾なく発揮して、ここまで男子ファン多い理由が俺にはわからへん。クソやろこいつ」

「わからん自分が悪いんやで、まあええけど」

「ええことあるかいな」

「まあそれでな、僕っ娘は足りんくなるんですよ」

「正直今も持て余し気味ですけどね」

「うまいこと言わんでええねん。足りんくなるやん。勇者もおらんくなるやん」

「お前ピンでもいけるんちゃうかな、て思てきたよ俺は」

「そこでオーディションですよ」

「僕っ娘をか」

「そうやで、そんでな、練習したいねん」

「ネタ入るまで何分かかっとんねん。ええよ」

「僕が審査員やるから、自分僕っ娘やってくれる?」

「逆やろ!なんで俺が僕っ娘やらなあかんねん!」

「え、けど僕が僕っ娘やったら、受かってまうやん」

「あーお前の代わりの僕っ娘探しやもんな」

「そやねん。そんで僕の練習やし、僕が審査員やらなあかんねん」

「変なんなるのわかるわこの時点で」

「いいからやりいな。いくで、勇者っ娘さん、どーぞー」

「病院か俺の名付け雑やねん。はい、よろしくおねがいします」

「よろしく」

「えっらそやな〜。はい、俺、勇者っ娘」

「あかんやん!僕って言えや」

「あそっかごめんごめん」

「もーちゃんとして自分?」

「わかったわかった。ボク、勇者っ娘いいます」

「男やん!」

「そこは放置せえよ!」

「男の(むすめ)書く方のおとこのこやん!」

「ちがうわ!あ、ボク勇者っ娘言いまして、今回オーディション受けさせてもろうてます」

「んー、僕も僕っ娘やから言うけど、自分僕の言い方雑やな」

「そんなんあんの?いやあるんですか、ボク気にしたことなかったんですけど」

「あんな、自分の僕の発音、片仮名の僕ちゃうねん。ひらがなやねん」

「そんなんどやってわかるんですか、ボクわからないです」

「わかるやろ僕っ娘やったら、あけど今の僕の言い方よかったで」

「わからんわ!なんやこれ!お互いにボク僕言うてるだけやんけ」

「そら僕っ娘オーディションやからな」

「ボクの言い方から気にするオーディションてなんやねん」

「自分もわかるやろ。僕の言い方って大事やんか」

「わからんけどまあええわ。ボクってこうですか?」

「そや、まあまあええけど、自分養殖の匂いするんよなあ」

「どんな匂いやねん」

「それは自分でわかるしかないけどな、天然僕っ娘の僕の代わりに舞台たつねやったら、そんな養殖の泥くさーい僕は嫌やな、もっと突き抜けた僕を見せてもらわんと」

「どうみせろっちゅうねん。ボクどないしたらええんですか」

「ほらまたひらがなの僕っぽなってる」

「わからんわ〜、何言いたいんかさっぱりわからんわ〜」

「そしたら僕手本みせるから、自分みててみい」

「あ、はい」

「どうも〜僕っ娘で〜す!趣味はネカフェの人間観察で〜す!」

「それお前の要素一片もないやんけ!誰やねんそれ!」

「え、こんな僕っ娘に来てもらいたいなあって」

「僕っ娘で趣味それなん完全に養殖やろ!」

「アホか!ネカフェに集う人間模様ニヤニヤ見るの楽しいやろ?」

「やったことあるんかい!」

「えそれはないけど」

「ないの!?そこまで言ってないの?」

「えけど自分な、これくらいちゃうかったらオーディション受からんで」

「え、つづいてんのこれ」

「当然」

「あ、はい。ボクどうしてもオーディション受かりたいんで頑張ります」

「それやその頑張る姿勢を見せてみい」

「えらそやなあ。はいわかりました!どうも〜ボク勇者っ娘で〜す!趣味はエロサイト巡り」

「こら!何言うてるんよ自分」

「いや趣味を」

「僕みたいな正妻いてて、そんなサイトみてええとおもっとんのか」

「待って待って俺実際はスマホもPCも持ってへんやん」

「男の娘やからってやってええことと悪い事あんねんで」

「ネタか素かわからんようなってきた。どっちやねん」

「僕の言い方もそやけど、趣味とかもも少しアイドル受けするよなんにして」

「え〜、はい分かりました。どうも〜、ボク勇者っ娘で〜す!」

「まだ言い方がなあ」

「そこはもう練習でええやろ。勇者っ娘で〜す!趣味はせがれいじり」

「こらー!何ちゅうことを言うとんねん!」

「いや、セガのゲームで昔あったんよそういう名前のソフト」

「へえ、そうなんや」

「あ、そこは知らんねや」

「パパの持ってるゲームにそれはなかったなあ」

「娘にそれ遊ばせるパパがおったらそいつオカシイ人やと思うで」

「それかママと二人でこっそりやってたんかなあ」

「お前、結構やべえな」

「そか?」

「そやで、まあええわこれもアカンか、そしたら、どうもー勇者っ娘で〜す!趣味は近所の公園で石を打ち続けてアリのペーストつくることでーす!」

「それホンマにやばい子やんか」

「え、子供のころ普通にやるやろ」

「やった事とちゃうねん、今みたいに満面の笑顔でそれ宣言したらアカンねん」

「ダメなんか〜」

「もう僕っ娘の練習ちゃうやん。まあ趣味はええわ。特技なんやねん自分」

「あ特技ですか?俺ちゃうわ、ボク、普通の勇者っ娘なんでそんな特技ないんですけど〜」

「特技の一つも作らずによう、オーディション受けよ思たな自分」

「勇者の加護とかで、頑丈ですね〜ボク」

「アイドルの特技とちゃうなあ」

「アイドルちゃうやろ」

「そやった」

「そんで、どれくらい頑丈か言うたら、魔王に殴られても大丈夫です」

「ホンマに頑丈やな自分!」

「実体験です」

「マジかってあかんあかん、練習ならんわ、それ採用するしかないやんか」

「言われてもなあ」

「審査員の練習したいねん。なんかちょっとダメなやつでお願い」

「どんなんがダメなん」

「んーとなあ、アイドルになっていい男みつけたいです!とか」

「そんなドストレートなん採用したいやろ」

「それもそやな。あとどんなんええかなあ」

「あ、俺思いついた。緊張しいとかどや」

「あ、そいうのええな」

「舞台たつんやから緊張しすぎはアカンやん?俺その娘やるから」

「わかった。普通に練習なんなこれ」

「よーし、今日はオーディション最終面接、憧れの僕っ娘王女様に会える!」

「そっからやるん?」

「アタシ頑張る!」

「僕って言わんのかい」

「あー緊張してきた。練習しよ。はい、私勇者っ娘です!趣味はカメラ、特技はソフトボール遠投です!学校記録だしました。体力には自信があります!」

「普通や、つうか履歴書とか僕持ってるはずやからな、説明ってことか?」

「よし大丈夫!アタシいける!こんこん!」

「僕って言うて〜はいどうぞー」

「はい、失礼します!アタシ僕っ娘で勇者っ娘いいます!本日はお日柄もよく、ようこそおこしいただきました!」

「あーはいはい、勇者っ娘さんやね。自分そんな緊張せんでええよ」

「あ、はい、なら頼むわ〜」

「おいそこはよろしくお願いしますやろ」

「あすいません!」

「そんで自分、履歴書みたけどな、趣味はなにこれ?」

「はい!ソフトボール投げです!」

「え、趣味やで」

「はい!散歩しながら!」

「ソフトボールを?」

「はい!街を歩いて、気になったものをこうシューティング!って感じで」

「捕まるやろ」

「綺麗なお人形とか、ちっちゃい子供とか!」

「あかんでケガするやん」

「え!いや普通ですよ。いいですか?って聞いたらみんなええよって構えてくれるんです」

「街中でいきなりソフトボール投げてええですか?て聞くんか?」

「はい!それで皆さん構えてくれるんです!ミットを!」

「あかんあかん!」

「どしたん、俺なんか間違えたか?」

「この子、緊張しいちゃうよ!ナチュラル嘘つきやん!」

「そうか?」

「アドリブでミットとか普通でてきいへんし、構えるポーズとかせえへんやろ!」

「そかな〜、あ、すいません間違えました!ごめんなさい!」

「まあ間違いちゃうかったらだいぶアカン子やと思ったわ。特技は」

「はい!カメラです」

「んー、特技やで?」

「はい!学校記録だしたんです!」

「どんな記録よ」

「普通の遠投ですよ?」

「普通カメラは投げへんよね?」

「そうなんです何回も投げる程みんなカメラ持ってないので、お父さんのカメラで三回投げられた私が一番だったんです!」

「回数!?」

「あと壊れ具合もかな?」

「あー高いレンズを割った方がポイント高いとか」

「そです!」

「嘘やん」

「お父さんもそれ聞いて泣いてくれたんです!」

「それは高いカメラ壊されたからや!あかんあかん!」

「何が」

「こんな子あかん、嘘つくし、普通に肝座ってるやん!」

「え、けどメッチャおもろいやろ」

「そやな採用するしかないなって練習にならんわ!もうええわ!」

「どもありがとござっした〜」


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