プロローグ
「はぁ、ついてないな。」
いきなりため息をついてるのが本編の主人公の影羅牙帑である
「たく!なんでこんなに俺は不幸なんだぁ~~受けた高校全部おちるかな。はぁ。」
「まぁそんなに落ち込まないでよ。」
「落ち込むに決まってんだろうが~ってか!!お前な落ち込んでる幼馴染みを励まそうとはしないのかよ!ってか慰めてよ。」
「はいはい残念だったねぇ、まぁ学校がすべてじゃないよ。」
「なんだこいつめんどくさいみたいな態度は!!亜夸・・俺はほんとに悲しいだ。だからな。」
牙帑が最後に何か言うとした瞬間
「うっさい!男のクセにうだうだ言うな!」
牙帑に亜夸と呼ばれてるいる女の子は牙帑の幼馴染みである朔南亜夸である
「亜夸ひどいよ。」
亜夸にきつく言われたのがかなりショックだった牙帑は黙ってしまった
{やばい!?紅美がでてくるかも}
「牙帑ごめんね、きつく言って。」
「牙帑返事ぐらいしてよ」
{やばいなぁあの子苦手だから出てきたらやだなぁ}
亜夸がそう思っていると牙帑に変化があらわれた
「うん?あ!亜夸ちゃん~。」
がば!
何を思ったか牙帑がいきなり亜夸に飛び付いて抱き締めたのだ
「きゃわ。」
「亜夸ちゃん~久しぶり、また綺麗になったね。」
{はぁ~でてきちゃたよ}
「久しぶりね紅美、あと離れてくれない?」
「あ、ごめんね、久しぶりに出てこれたから嬉しくて。」
紅美は亜夸から離れた、そう牙帑は二重人格なのである!・・牙帑がとても嫌な気持ちになったときに人格が入れ替わり紅美がでてくる。だが牙帑と紅美は自分達の意思で入れ替わることもできるのだ!!
「にしてもまだなれないわ、紅美にわ。」
「なんでなぁ~ん?亜夸ちゃん。」
「だって、いつもいきなり変わるしさぁ。」
「そのへんはなれてよね。」
てへっと紅美はかわいく笑った
{牙帑の顔であんなに可愛く笑わないでよ}
「亜夸ちゃん顔赤いよ?」
「そんなことないよ!」
{紅美にはかなわないな}
「じゃ学校に帰ろうよ先生たち待ってるだろうしね。」
「そうね、ここで話していてもしかたないしね。」
言い終わると二人は学校に向かって歩き出したのであった
「ところで紅美?」
「ん?なぁ~に亜夸ちゃん?」
「牙帑は何してるの?」
「あ~さっきまでは泣いてて今は寝てるよ、まったく泣き虫よね~牙帑。」
「ほんとね、早く元気になってくれたらいいけど。」
そう言う亜夸は苦笑いしている
「大丈夫だよ、牙帑はすぐに元気になるよ。だって牙帑はもう一人の私だよ。」
話してる間に二人の通ってる中学校の蔵屋魔堕中学についていた
「じゃ職員室に行こうか。」
「うん。」
そして職員室について二人は中に入り高校の合否を先生に伝えていた
「しかし、牙帑はやっぱりだめだったか。」
先生はため息をついてから缶コーヒーを飲む
「先生、俺は高校行きたいよ。」
紅美は牙帑と入れ替わってるあいだは周りにバレないように牙帑になりきっているのである
「牙帑じゃ普通の学校は多分無理だな。」
「わた・・俺には行ける高校ないのか。」
「先生、普通の学校はってどういう意味ですか?」
「ん~ここじゃマズイからなちょと移動するぞ。」
先生はそう言って職員室をでたそのあとを二人はついてくと屋上に着いたので紅美と亜夸は不思議に思っていた
「なんで屋上なんだよ先生?」
「他のやつにばれたらヤバイからだ、それにもう牙帑を演じなくてもいいぞ紅美。」
その発言に2人はかなり驚いている、牙帑が二重人格であることを知っているのは亜夸と牙帑の親だけのはずたがら二人は驚いているのだ!
「驚かせてしまったか、すまん。」
「なんで先生が紅美を知っているんですか?」
戸惑いながらも先生に聞いた亜夸、しかし先生からかえってきた答えは亜夸たちの想像をこえていたのだ
「ん?あぁ魔法使ったからだよ。」
二人はなに言ってんのこいつみたいな目で先生を見る
「なんだその目は!冷たい目で見るなよ、証拠見せてやるからさ。」
「我が火の力をここにボァボァ!」
先生がそう言うと先生の手のひらの上に火が出てくる
その光景に2人は驚き、声もだせない
「これで信じたか?」
二人はものすごく首を上下にフル
「紅美そろそろ牙帑と変わってくれないか?」
「わかりました、じゃあとはよろしくねー。」
「いきなりかよ!?こら紅美まてくそ、潜りやがった。」
「さて牙帑もでたし本題に入ろうか、亜夸も気になってるみたいだしな。」
これからの牙帑達の物語はどうなるのかそれはまだ誰にもわからない
前に書いてたのを少し変更しながらここならあげていこうかと思ったのでやっていきます!