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あとがき・参考文献

 まずはここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。お楽しみ頂けたのなら幸いです。ぜひソフトクリームを食べて余韻を味わってください。


 さて、お断りを。

 作者は非クリスチャンで、実際にミサを見学したのはカトリックの教会で1回だけ、身内にも信者はおりません。各種ウェブサイトや、末尾に挙げる文献を調べた上で執筆しておりますが、勉強不足で理解の及ばない・気付いていないところもあるでしょうし、また、敢えて小説的都合のため無視した事柄というのもあります。

(例:作中では分かりやすさ優先で『臨終の秘蹟』と古い言い方にしていますが、今は必ずしも臨終に限らないので『病者の塗油』と言います)


 以上、ご承知のうえで、それでも「さすがにこれはマズイ」という点がありましたら、ご教授いただければ大変ありがたく存じます。



 いやーしかしぶっちゃけ調べれば調べるほど面倒くさいですね!(失礼)

 なにせ私は宗教行事のほとんどと縁がない育ちなので(神社のお祭りで屋台を楽しみはしても、神事にまつわる諸々の準備実行には無関係。仏壇もないし、墓参りも行ったことがない)毎週ミサに行くだけでなく、作中で触れたペンテコステはじめ年中なにかしらの宗教イベントを意識し実行するというのがもう、面倒くさい。

 そのうえ地域信徒の皆さんとの付き合いだとか、無理無理~。


 そんな私ですが、キリスト教そのものや、信仰をもつ人の行動にはずっと興味がありまして。こんな小説を書くに至ったのも、長年ちまちまと資料を読んだり、キリスト教ネタの映画や小説を楽しんだりしてきた結果です。


 正直に言って、聖書の説く神やイエスの奇蹟を言葉通りには信じていないのですが、それでも自分なりに神や人間について考える時、キリスト教は礎石のひとつになっていると感じます。

 面倒くさいから入信しないし関らない、でもキリ教ネタの娯楽や音楽・芸術は楽しませてもらうよー、というばかりではちょっと厚かましいかなという反省もこめて。


 広大無辺なキリスト教文化の大海に加わった一滴のこの話が、何らかのささやかな役割を果たしてくれたらいいな、と願っております。




 なお、ブドウ農家の話は作者の実体験が元なので資料は特にありません。

 屋根裏談話の「別の問題として切り分ける」のはアドラー心理学。

 ちらっと触れた「無意識は意識より有能」だのヒヨコ雌雄鑑別師だのの話は『あなたの知らない脳』(イーグルマン、ハヤカワ文庫NF)から。



以下、キリスト教関連の資料↓



参考文献リスト(順不同)


・『聖書』(新共同訳)

・『キリスト教の歳時記』八木谷涼子(講談社学術文庫)

・『知って役立つキリスト教大研究』八木谷涼子(新潮OH!文庫)

・『旧約聖書を知っていますか』阿刀田高(新潮文庫)

・『新約聖書を知っていますか』阿刀田高(新潮文庫)

・『キリストと我等のミサ(改訂版)』タルタリ・チェザレ(サンパウロ)

・『日々の祈り 改訂版』日本カトリック司教協議会常任司教委員会(カトリック中央協議会)

・『科学者はなぜ神を信じるのか』三田一郎(講談社ブルーバックス)

・『旧約聖書物語』犬養道子(新潮社)

・『ガリラヤからローマへ』松本宣郎(講談社学術文庫)

・『地獄の歴史』アリス・K・ターナー(法政大学出版局)


PDF

・『ローマ・ミサ典礼書の総則(暫定版)』カトリック中央協議会

・『日本におけるミサ中の聖体拝領の方法に関する指針』日本カトリック司教協議会


※ウェブサイトについては変遷も早いので割愛。

(メモだけ取ってブックマークしていないサイトも多いので…)


ひとつだけ。司祭や牧師の仕事や日常については、職業情報サイトである「Career Garden」内の「神父・牧師」のコーナーにわりと詳しく載っています。(https://careergarden.jp/shinpu/)


現実の神父さん牧師さんもなかなか多忙な様子が伝わって来るので、天使の応援があれば助かるだろうになぁと思ったのも、執筆のきっかけのひとつ。天使は給料要らないからね(笑)


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