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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

真剣に読まないように。

K・O。

作者: caem




 走る。


 兎に角、走る。


 痛い。


 苦しい。


 汗が止まらない。


 脚が止められない。


 限界は近い。


 ぷるぷる震える拳。


 だが下手をすれば出てしまう。


 決して握りしめてはならない。


 こんな時に限って


 非常事態に限って


 便利な店が見当たらないのだ。


 いっそのこと。


 其処らの影で済まそうか。


 いや


 それはプライドが許さない。


 まだだ。


 まだ終わらんよ!


 横っ腹を擦りながら


 無駄に足掻く。


 意識が飛びそうだ。


 音は鳴り止まない。


 今にも雷様がやってきそうな


 太鼓に撥が叩き付けられる。


 押し寄せる波が到頭


 菊の門を弛ませる。


 駄目か。


 ここまで来て。


 そう諦めようとした矢先


 天から光は降り注ぐ。


 人気のない公園。


 ひっそりと佇む憩いの場所。


 確認する余裕は無い。


 煌々と照らされ羽虫が群がる。


 すかさず駆け込みずり下ろす。


 時待たずとして鳴り響く。


 冷たい便座に腰掛けながら。


 してやったりとキメ顔で


 更なる悲劇が忍び寄る。







 紙がない ──






 人気の無い個室で


 覚悟を決めて自爆した。


 洗えばなんとかなるだろう。




 ── 水は止められていたのだった ──




 儚くも切ない。


 決してこれは実話ではない。




(;゜∇゜)


出ちゃったモンは仕方がない。

あとはどう処理するか(爆)

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― 新着の感想 ―
[一言] お腹弱いのですごく共感できますね!(笑) 紙がないとか地獄です( ノД`)… 公園のトイレにさすがにウォシュレットはありませんし(笑)
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