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アンダーワールド  作者: ドラゴラムを使いたいスライム だがMPが足りない
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友達が出来ました!頭の中に

スマホで書いているので読みにくかったりするかもです。色々と初心者ですみませんm(_ _)m

「えーと、何処だここ?」


俺は突然切り替わった景色に頭がついていかず呆然と呟く。もちろんそれに対する答えなど期待して無かったのだが・・・・・。


『解、ここは自由国家バラードの管理する領土の一部です。』


!?予期せぬ所から返ってきた答えに俺はビビりながら周囲を見渡す


「誰も……居ないよな?」


俺は確認する様に空に問いかけながら辺りを確認する。


『解、周囲500メートル以内に知的生命体は確認出来ません。』


「いやいやいやいや、落ち着け、落ち着くんだ俺。Be cool……Be cool……落ち着く為に呟いてたのに更に驚いてどうするんだ俺。ふぅ……よし、大丈夫。俺は頭の中にもう一つの人格があったりはしない大丈夫だ、大丈夫。」


俺は何とか脈打つ心臓を落ち着かせて状況整理を試みる。


「えーと、俺は確かゲームで自分のスキルと職業を決めたらいきなり光って今に至ると……んなバカなっ!」


俺は自分以外誰もいない荒野で1人声を荒らげる


「だから!ここは何処なんだよ!」


『解、ここは自由国家バラードの管理する領土の一部です』


頭の中からまたさっきと同じ声が聞こえる


「だから!そういう事を聞いてんじゃないんだよ!そもそもアンタ誰なんだよ!俺は頭の中にもう一つの人格とか中二病じみたモノを飼ってた記憶は無いんだけど!」


『解、私はスキル、《叡智の書》から生まれたシステムアシスト機能です。』


「叡智の書?いやいや、意味わかんないから!確かに俺は叡智の書とかいうスキルは選んだけどそれはゲームの話だから!そもそも……」


そこまで言いかけて俺はやっとある可能性に気付く


「あれ?これってもしかして……異世界転移?」


『解、その通りです。マスターは《地球》から《アンダーワールド》に転移致しました』


「うおおぉ!マジか!これが異世界転移か!」


俺はさっきとは違う理由で声を荒らげる


「まさかモ〇ハンの代わりに異世界転移の切符をくれるとは神様は粋なことをして下さる!こりゃチートで俺TUEEEEするしかないだろ!」


(あーやばい興奮してきた鼻血出そう……。

ひとまず現状確認だな。あー今更だけどもっと真剣にスキル選んどけば良かった……順応とか何だよ、興味で入れなきゃ良かった……。)


(まだ分からない事は色々あるが、まあ、多分叡智の書が教えてくれるだろうしその時で大丈夫かな?)


「えーと、ここから一番近い人が住んでる街とかってどこらへんにある?」


『解、ここから北に約20km進むと人の住む街があります。』


「・・・・・え?ごめん、もう1回言ってくれる?」


『解、ここから北に20km進むと人の住む街があります。』


「マジかよ……20km歩けということか、キツ過ぎるぜ。」


俺は返ってきた答えに頭を悩ませる、そして暫くの間orzの体勢で考え事をしていると視界の端にカードの様な物が映る。


「何これ?」


俺はカードを拾い叡智の書に問いかける。


『解、これは職業カードです。自分の就いている職業とランクが記録されています。』


「へーなるほど、で、これは何に使うの?」


『解、これは身分を保証する物なので街に入る時に提示を促されたります。』


「なるほどなぁ……ってこれ俺のだよね?名前書いてあるし……ってか何で読めるんだろ?そこら辺は叡智の書とかの効果なのかな?まあ、そこら辺はどうでもいいや。それよりも俺がこれ持って行かずに街まで行ったらどうなってたの?」


『解、通常の手段で街に入る事は不可能になったでしょう。』


「あっぶな!?え!これ気づかなかったら俺途方に暮れてたよね!?何で教えてくれなかったの?」


『解、聞かれなかったので』


(ああ、聞かれなきゃ答えないのか……まあ、システムアシストとか言ってたしそうなるよね……。)


「はぁ、まあ、いいや……ところでさ、叡智の書には名前ないの?あと、質問する時って声に出さないとダメ?あ、あとシステムアシストとか言ってたけど何が出来るの?」


『解、一、私に名前はありません。

二、声に出さなくても頭の中で質問して頂けたら答えられます。

三、機能としてはQ&A機能や演算補助機能などが挙げられます。』


「なるほどね、じゃあ、今から君の名前はアイってことで。安直だけど無いよりいいでしょ?あと、演算補助って何が出来るの?」


『解、目算で距離を測ったり遠距離武器などの微調整や動きを自動で行わる、などが出来ます』


「動きを自動でってどういうこと?」


『解、マスターの体で単純作業を行う時に私に命令をしてもらえれば命令通りにマスターの体を動かします。』


「おお!それめっちゃ便利じゃね!?」


(何か良くわからんけど便利そう!)


「よし!じゃあひとまず街まで歩くか……」


俺は自分の声がだんだん尻すぼみになっていくのを感じつつ歩き出した。


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