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アンダーワールド  作者: ドラゴラムを使いたいスライム だがMPが足りない
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何がどうしてこうなった

不定期更新です。物語も設定もグダグダですがお付き合い頂けると幸いです。誤字脱字や矛盾などありましたらご報告頂けると嬉しいです。

「ああ、どうしてこんな事になってしまったのだろう…」


俺はため息を吐きながら今までの経緯を思い返していた。






俺の名前は新川和馬、ちょっとオタク気質の高校生だ!


「モ〇ハンモ〇ハンモ〇ハンモ〇ハン」


俺は今、まだ開いていないゲームショップの前に並んでいた。その理由はCAPC〇M発の某有名モンスターハンティングゲームの最新作が今日発売されるからだ。俺も出来る限り早く来たつもりだったが流石モ〇ハン俺がゲームショップに着いた時には既にかなりの列が出来ていた。


俺は自分の番までに売り切れ無いかと心配しながらも、まだ見ぬゲームに心躍らせる。


「ああ、早くプレイしたい…」


さっきから我慢出来ずに心の声が漏れているが俺はそれさえ気付かない、きっと傍から見たら変人だと思われているだろう。


俺は早くモ〇ハンをプレイしたくて、無意識に貧乏ゆすりをしているとゲームショップの入口から声が聞こえる。


「えーゲームショップアンダー只今開店です。大変申し訳ありませんが、本日はモ〇ハンの発売日という事で大変混雑しております。列を乱さず並んで入店下さい」


その声を始めに列が動き始める。客は皆モ〇ハンを片手にレジに吸い込まれて行く。俺は目に見えて減っていくモ〇ハンの在庫に肝を冷やしながら自分の番を待つ。

そして俺の番が来た!在庫は少ないが残っている!俺は救われた気持ちになり店員にモ〇ハンのパッケージを渡す、すると


「あー、お客様こちらのゲームは先程在庫切れとなってしまいました…申し訳ありません」


俺は困惑しながら店員に詰め寄る


「え!?でも!そこにあるじゃないですか!それはモ〇ハンじゃないんですか!?」


俺がそう訴えかけると店員は困ったようにこう言った


「あーコチラはご予約頂いたお客様への販売分になりますのですみませんが販売できません、本当に申し訳ありません」


店員はそう言って頭を下げる。

俺は暫くの間理解出来ずに固まっていたが、ようやく店員に言っている事を理解して・・・・・そこから記憶が無い。


気付いたら自分の部屋に居た…見知らぬゲームを片手に。

何があった・・・・・いや、大体察せる、大方俺はモ〇ハンが買えなかったショックで茫然自失になり何か適当なゲームを買ってそのまま家に帰ってきたのだろう・・・・・。

その証拠に俺は記憶にないゲームを持っているし俺がモ〇ハンを買う為に持って行った財布の中身はすっからかんだ。


何やってんだよ俺!!過去に戻れるならその時の俺をぶん殴りたい!

そんな衝動に駆られながらも何とか抑えて状況を把握する。


「そもそも何だこのゲーム?」


俺は自分が持っていたゲームのパッケージを眺める


「アンダーワールドぉ?ここは剣と魔法が支配する地球の下のもう一つの世界!アンダーワールドで君だけの物語を作り上げよう!」


・・・・・何か一昔前の王道ファンタジーって感じの謳い文句だな…。


「はぁ…買っちまったもんは仕方ないか…やってみるかなぁ」


俺はパッケージからディスクを取り出しP〇4にディスクを挿入する。

暫らく待っていると突然テレビが光った


「うおっ!眩しっ!」


反射的に目を瞑った俺は暫く待ってからゆっくり目を開けた、するとテレビに大きい文字で


「アンダーワールドへようこそ!」


という文字が浮かんでいた。


「クソッいきなりフラッシュとか聞いてないぞ、パッケージに書いとけよ…」


俺はそう呟きながらコントローラーを操作しながら文字を読み進めていくと


「貴方の職業とスキルを決めてね!スキルは5個まで選べるよ!」


と画面に表示された。


「あーステータス作成か…うーん、ひとまず職業だな」


俺は職業の欄を開く


「えーと、戦士に騎士、魔法使い、魔物使い、冒険者、貴族、平民、農民、憲兵、大工、ニート…etc…って何だこりゃ?」


俺は職業欄を見ているとその数の多さに驚いた、スクロールバーの長さ的に大体100個近くはあるのではないだろうか?


「大体剣と魔法の世界とか言っときながら大工とか普通の職業あるのかよ!そもそもニートってなんだよ!無職って選択肢もあるのかよ!そもそも職業決めてなんの意味があるんだよ!」


俺は色々な事にツッコミを入れつつ無難に冒険者を選んで職業欄を閉じた


「次は……スキルか〜、んーこりゃまた色々あるなぁ…これはゲームを始める前から選択肢が多すぎてめんどくさくなるクソゲーか?」


俺は職業の数の軽く10倍位あるスキルの数に眩暈を覚えつつ適当に見ていく


「ん〜?火炎魔法、氷結魔法、爆裂魔法、風魔法、電魔法、回復魔法、補助魔法とかはわかるけど全魔法適正って何だ?もしかして全部使えるようになるとかか?それだったら○○魔法とかある意味あるか?」


そんな感じにスキルにダメ出ししつつ面白そうなスキルを5個選ぶ。


「んー全魔法適正と叡智の書、身体能力強化に死からの解放、それと順応、んー何か面白そうなのばっか選んでみたけどこれで大丈夫かな?ってかスキルの説明無いとかやっぱクソゲーか…」


そんな事を言いつつもゲームを進めている自分に若干呆れつつ決定ボタンを押した。


その瞬間俺は光に包まれた・・・・・

そして俺は荒野に1人立っていた。







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