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私立クイーン乃芽高校  作者: 空井美保
高校2年生
7/21

クイーンⅤ 一同絆を深めること

すると・・・・。

草陰にいたのは泥だらけで傷だらけのクイーン・スカイ学生手帳を持っている女子。

気を失って、倒れていた。

後から翔吾たちのグループも稜真と合流し、その女子を一旦、道路の見えるほうまで

連れて行った。

それでも気を失ったままで、呼吸も朦朧もうろうとして、状態がおかしかった。

何かに気づいた玲耶は

「不登校のスカイ生徒みたいね、学生手帳・・・・・。」

「学生手帳・・・がどうかしたの?」と結乃が言うと

「学生手帳の更新が去年で止まってるわ・・。」

「不登校ってことね。」

学校がまだ開いていたのを知っていたため、一先ず学校へ連れて行った。

保健室には誰も先生はいなかった、だが保健に詳しい佐奈とカノンが傷のところに

消毒液を染み込ませたコットンでさっと血をふき取った。

大きい絆創膏と小さい絆創膏を使いこなし、あちらこちらに張る。

それから15分後くらいに彼女は目を覚ました。

「ここ・・・・・・・・・・・・どこ?」

「旧華乃芽高校、または旧クイーン・スカイ学院よ。」

玲耶が説明すると彼女はおびえた。

たぶん、いじめを受けていたからだと思うが

玲耶たちには睨み付けるように見る。

稜真たちには不良がいる!という目で見ている。

「俺らはスカイ学院と合併した、君もこのスカイ学院の生徒だろ。」

翔吾が聞くと、頷いた。

「わたしはクイーン・スカイジュニアスクールに通い、そのまま学院に入学しました。

最初は楽しくて、勉強もスポーツも人並みだったつもりなのですが、ある日テストで1位を取ったとき

支持を受けていたある子を抜かしたため、わたしはそれからずっとイジメを受けていたの・・。」

衝撃的過去を話され、玲耶たちは真剣なまなざしで彼女を見ていた。

自分たちも少し関わることでイジメがおきていたことに気づかなかったことに

玲耶たちは後悔する。

「わたし、藤川エレナって言います。本当は恋もファッションも大好きで、明るかったんですけど

今は・・そうは見えないですよね・・。」

ファッションも恋も大好き、そして見た目も可愛くて、声も可愛い。

なぜ、こんな子がイジメの対象になってしまったのか?

「わたし・・本当なら2年E組の生徒なんです、明日は一応学校へ行こうと思いました。」

「イジメはケンカじゃねぇ。」

「え?」

「俺らがそのイジメるやつ、ぶっ飛ばしてやる!!!!」

稜真たちもそのイジメる女子たちのことをぶっ飛ばすと少し強気だ。

そのとき、エレナはとても笑顔でこう言った。

「優しいんですね、これから・・よろしくお願いします!」

そう言って近くにいた大樹に挨拶代わりに抱きしめた。

なぜ抱きしめたのかが分からず、大樹は少し戸惑いを見せた。


次の日の朝。

稜真たちはいつもと同じように、教室で勉強中も黒板を見ないで、翔吾たちと

何やら昨日のことについて話し合っている。

「今思ったんだけどよ、何で翔吾はそんなに人の為になりてぇんだ?」

「別に。ケンカだけが一番の不良なんて、俺は元々望んでないし。」

「そうでも、そうだったとしても!俺らは華乃芽を守るんだよぉ!!!」

いつもこのくらいの大声を出しても、玲耶たちは普通に勉強を続けるのだが

今日の玲耶はいつもと違った。

「静かにして、これから毎日、生活テストします。」

「生活テストォ!?」

「えぇ、一同絆を深めるという目標に違反している場合は・・・・・・。」

「何なんだぁ!?」

「正々堂々と自分の好きな人を発表してもらいます。」

自分の好きな人=彼女、彼氏にしたい人。

いつものしっかりとした玲耶とは違い、今回は少し面白そうな罰ゲーム。

罰ゲームは必ず守るのがクラスの極秘ルールである。

それでも、いつも男子はルールを守らない、そしてケンカをしてばかり。

他校の生徒とのかかわりを持つのは自由だがケンカなどの警察沙汰になることで

関係を持つのは学校側としては反対している。

「好きな人だとぉ!?そんなのいねぇよ。」

「他校の女子生徒でも認めます、好意があるのであればその方を。」

「何で、そんなの女子に言わねぇといけねぇんだよ!」

「ルールを守るという練習です、小さいことからコツコツ始めないと。」

稜真は翔吾の方を見ようとしたが、翔吾は教室にいなかった。

先ほどまではずっと稜真たちと居たはずだったのだが。


「うぉっ・・っち・・いタタ・・いタタ。」

不良らが殴られる音。

パンチとキックを繰り返して、徐々に相手の力を抜かしていく。

「うぃっ・・うっ・・。」

翔吾VS不良8人組で戦うが、圧倒的に翔吾の方が強い。

7人目を倒している最中に倉庫の奥の壁にぶつかり、上から物音がした。

そうすると・・・・翔吾の上に・・・・・。

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