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1970年の日本は、戦後から続く「高度経済成長期」のピークを迎えていました。  作者: 夏夢
1970年代のオイルショック(石油危機)とは
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1970年代は、高度経済成長による「光と影」が明確になった転換期です。

1970年代は、高度経済成長による「光と影」が明確になった転換期です。深刻な公害問題、オイルショックによる狂乱物価、そして大衆消費社会の到来に伴う消費者トラブルなどが多発し、物質的な豊かさから「心の豊かさ」へと価値観が大きくシフトしました。



1970年代に表面化した主な社会問題は以下の通りです。

1. 深刻化する公害問題

高度経済成長の歪みが一気に噴出し、企業の責任や住民の健康被害が大きな社会問題となりました。



四大公害病: 水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくの被害者救済と原因企業への責任追及が進みました。

大気汚染: 光化学スモッグが各地で発生し、青空が失われる事態となりました。



2. 石油危機オイルショックと狂乱物価

1973年の第1次石油危機により原油価格が高騰し、日本経済は戦後初のマイナス成長を記録しました。


物価の高騰: トイレットペーパーや洗剤などの買い占め騒動(トイレットペーパー騒動)が起き、狂乱物価と呼ばれる異常なインフレが発生しました。

雇用不安: 安定成長期への移行を余儀なくされ、企業の倒産やリストラが社会問題化しました。

3. 新たな消費者問題

大量生産・大量消費社会が定着する中で、悪質商法による被害が多発しました。


消費者庁

マルチ商法・催眠商法: 知識の乏しい消費者や高齢者を狙った連鎖販売取引(マルチ商法)や催眠商法などの新手の商法が横行し、法規制の強化が急務となりました。


消費者庁

4. 若者文化の変容と政治の季節の終焉

学生運動が退潮する一方で、若者の価値観や行動様式に変化が見られました。


暴力の先鋭化: 連合赤軍による「あさま山荘事件」(1972年)など、過激派による凶悪事件が発生しました。

ライフスタイルの変化: 海外旅行の一般化が進む一方で、若者の暴走族化なども社会の懸念材料となりました。

5. 女性の社会進出とウーマン・リブ

女性の権利拡大やジェンダーギャップに対する意識が高まりました。

ウーマン・リブ運動の台頭: 「性と生殖に関する権利」や家庭・社会における性差別からの解放を求める運動が活発化しました。

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