第三十五話「崩れ」
「お前たちはなんだ?」
そうカリマが聞くと三頭いる中央のリーダーらしきドラゴンが答えた。
「なーに、通りすがりの者さ。それよりお前たち人間たちが行方不明になってどこに行ってるか知りたくないかい?」
「何か知ってるのか?」
「まぁな。そこにある電磁波が原因なのはもう知ってるだろ?」
「ああ」
カリマは軽く目を閉じそう頷いた時であった。
ずしりと鈍くて痛い感覚がカリマの頭に伝わった。
「いたっ…!」
「へっ! 俺たちをよそ見するからだ」
またずしりと激しい痛みが響いた。
カリマが振り返るとそこには誰もいなかった。
「カリマちゃん!」
「まぁ、どうしましょう、血が」
小味と白ドラゴンが心配して慌ててるとさっきいた三頭のドラゴンはいなくなっていた。
いなくなったことを理解できるとカリマは痛みのせいで気を失った。
周囲では小味と白ドラゴンが心配する声が頭の中で響いていた。
どれくらい時間が経ったであろう、チュンチュンと鳥の鳴き声が薄っすら聞こえるなと思いカリマは少しずつ意識を取り戻し目を覚ました。
だが、目を覚ました途端頭の痛みはガンガンと響いていた。
「…っ!」
「カリマちゃん、大丈夫?」
「…っすぅ、頭がガンガンする。それより小味たちは大丈夫か?」
「私たちは大丈夫、それより村が」
「クラクス村がどうかしたのか…?!」
「それが…」
小味と白ドラゴンは悲しい表情をしていた。
その様子を見たカリマは頭の痛みと戦いながら無理して起き上がり山の頂上からクラクス村を見渡した。
そこにはさっきまで被害がなかった建物が崩れ果て、村人たちも外に出て泣き叫んでいた。
「誰がこんなことを」
「私たちが起きた時にはもうこういう状況だったの」
「そんな、じゃあ夜中の寝ている時に誰かが襲ったのか。でも、誰が」
「多分昨日の三頭のドラゴンじゃないかな?それしか考えられないもの」
「小味の考えが妥当だろうな。それより今は村を助けることだ、山を下るぞ」
「うん…!」
「あの…!私はどうすれば」
小味とカリマが納得していると傍にいた白ドラゴンは不安そうに声をかけてきた。
「あなたはここにいてください。何かあったらすぐに駆け付けますので」
「分かりました」
村の一部分の建物が炎で焼かれそこに水をかけ消火していく村人たち。
小味とカリマは村の状況を知るために急いで山を下った。
今年初、あけましておめでとうございますですね。
ずっと物語を考えられず困っていたのですがこれは想像力、そして、読むことが減り読解力が衰えてるんだと思い今までずっと漫画を読んで鍛えてました。
やはり物語、文章の読み書きは良い物ですね、漫画のおかげで少しずつ書き始めました。
さて、今回は三頭のドラゴンの登場ですね、一応キャラクターとしては三兄弟として続けていこうかなと考えてます。少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは。




