【】も も に く【】
「あいよォ!!大トロお待ちィ」
「わーい。お寿司、美味しいなぁ〜」
『こんな世界が、俺氏にもあり得たかも知れないんだ……!!』
【いつまでも過去のことにこだわってても、しょうがねえだろ】
「ずーはー……」
「そうだよ。寿司くらい、僕が握ってやるさ」
「かなたそ……」
「お前が握ったら、それはもう……。寿司らしきなにかだ」
「ここで起きた轢き逃げ事件、まだ犯人捕まってないらしいよ」
「マジかよ……。警察はなにやってんだろうな」
「ほんとだよな。被害者は足を折って全治三ヶ月、こうやって車椅子じゃないと移動できないもんな」
「で……。ハンドルを握っていたお前は、こうしてのうのうと飯を食っていると」
『これが、当て屋と当たり屋の完全なる共生関係である』
「プライベートジェットに、公式スポンサーが!?」
「なんか、絶妙に矛盾してる気がする……」
「んじゃかぱ〜ん!!そこの鍋に入ってるのが、かつてホゲータだったもので〜す」
「貴方のハートに、オートエイム♡」
「ウォールハックも、できちゃうぞ☆」
「俺の心が、スタックした……!?」
「あくあちゃんとかけまして、自爆スイッチとときます。その心は……」
「どちらも、おしたくなるでしょ〜!!」
「つってw」
『刹那、シオンはとしまえんが既に閉園していることを悟る』
「へいDJ、ブチアガるあれ、いっちょ頼むよゥ!!」
「おーけー、おーけー、焦んなって」
「六法全書で……。眼鏡を、どーん!!」
『その夜は、興奮で眠れなかった』
「買い物ついでにブラジルまで掘るって、流石に無謀だったか……!?」
「見て見て、あの人、有名人じゃない?」
「えぇ〜?誰のこと?」
「ほら、あれだよ……。顔は出てくるんだけど、名前が思い出せない」
「どんな顔?」
「ちょっと待ってね……。お前よりは整ってて、身長もお前より高いし、お前より年収も多そう!!」
「年収までは理解んねぇだろ」
『想像できただろうか……。この二人がのちに、全日本ナイススティック選手権決勝でぶつかることを……』
「パントマイムしまーす」
「なんだ……!?身体が動かないッ」
「はいはい、そのネタ、もう前に見たから……」
「お母さん、あの人面白くなーい」
「二度目以降は、冷めるんだよなぁ〜……」
「ちょ、待って、本当に動かないんだってっ」
「誰か……。誰か助けてくれーッ!!」
『思いやりの気持ち、忘れかけていませんか?』
『セヤロガイ製薬は、この活動を応援しています』
『次にこうなるのは……。画面の前の、あなたたちで〜す!!』
「なんだこの広告……。意味理解んねぇ」
「さーて、風呂風呂……」
「なんだ……!?身体が動かないッ」
「時止め系って……。コトぉ!?」