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【】ば ら や き【】

『おしがま無人島生活 最終日』


「助けが来たぞー!!」


「やった……。これでようやく、用が足せる」


「俺が先だっ」


「いや、私よっ」


「まったく、我先にと……。実に愚かしいですねぇ」


「貴方は?」


「私はこのゲームの管理人。もしよければ、第二ステージへ貴女をご招待致しますが」


「第二ステージ……?」


「ええ。無人島生活では一日ごとに所持金が倍になりましたが、次の牢獄生活では三倍になるのですよ」


「それ、マジ?」


「マジ、と言ったら?」


「そんな美味しい話……。乗らないワケないじゃん!!」


『こうして、さかまたはアルカトラズへ向かうのであった……』


「んじゃかぱ〜ん!!箱の中身は、なんだろなゲ〜ム」


「正解は、ポピーだったもので〜す!!」


『優柔不断な人にありがちなこと ど〜っちどっちw』


「マイクを……。鼓膜の近くで、どーん!!」


「砂糖と硫酸、間違えちゃったぁ〜!!」


「飛んでるアイデアを、全て一つに纏めたのか……!?」


『未来に遺そう、ゲーム部のレガシー』


「これが、今回の万博におけるテーマです」


「はいはい、あれね、サステナビリティってやつね」


「ま、俺らは先が長くねぇから、気が楽でいいわな!!がっはっはァ!!」


「はあ……」


『理解っていた……。まるごとソーセージだけじゃ、栄養バランスが偏ることくらい』


「順番に並んでくだた〜い!!」


「これ、なんの行列なの?」


「お前、知らないで並んでんのかよ……」


「打ち首」


「うおおおおお!!ちゃまー!!」


「打ち首、ぷりーず!!」


「はあとんのみんなは、あれが日課だから」


『王宮の宝物庫にあった断頭台……。あれで、私も処刑されたのだよ、シオンよ』


「うげ……」


「首、置いてきなさ〜い!?」


「これは……。ゲーム部の活動日誌か?」


「はい。これがあれば、ゲーム部存続への手掛かりが掴めるかも知れません」


「でかした、勝きゅん。あとでアイス買ってあげよう」


『その後、うづこうの姿を見たものは一人もいなかった……』


「ナイススティックで……。頭を、どーん!!」


「消防車だ!!」


「ミオ……。いつの間にか、車の種類を覚えたんだな」


「いつまで子供感覚なんですか?ハトタウロス様」


「ふっ……。親にとっては、いつまでも子供だろう?」


「団欒のところ悪いが……。二人に話がある」 


「よっ様」


「話とは……?」


「吸血鬼……。カーミラのことだ」


「俺に、会わせたい人って?」


「メテオ君、君の蹴りは実に凄まじいっすね……。まるで、コメットのようだ」


「それを、この人に浴びせてやってくれないすか?」


「誰?このおっさん」


「ぎり悪おじさん……。とでも呼んでくれればいいさ」


「本当にいいのか?死んでも知らねぇぞ」


「ちゃんと、殺す気で蹴ってくださいっす」


「それじゃあ……。遠慮なく」


「……ッ!!」


「……」


「ふぅ〜……。浴びた〜」


「嘘だろ……!?」


「冗談みたいっすよねぇ……」


「君のキック、なかなか悪くないねぇ」


「だが、まだまだ改良の余地がある」


「おじさんに恐怖を覚えさせるくらいには、なって貰いたいところだからねぇ」


「なんだあんた……。目的はなんだ?」


「悪おじは、浴びるのが趣味なんすよ」


「変態か!?」


「人聞きが悪いねぇ……。でも、口が悪いのもまた、悪くないよねぇ」


「どっちなんだ……」






























「ど〜っち、どっち、なんだいっ!!」

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