【】あ み や き【】
「なにしてんだ、てめぇ!!」
「んじゃかぱ〜ん!!そこでぐったりしてるのが、君の大事なホップ君で〜す」
「逃、げろ……。ペパー……」
「何故、私が人間の協力など……」
「いいじゃなイカ、アクターン……。私たちの仲だろう?」
「お前のような旧友を持ったつもりはないぞ、メイジ・オブ・ヴァイオレット」
「どうやら、この肉体の持ち主たちはそうではないらしい……」
「ひゃっきさんを捕まえたぞ!!」
「もがが、もがががががががががががががが」
「無理矢理、竹を噛ませたのか……」
「これで、TENGA五剣が全て集まりましたね。宝物庫のマリ箱が開けられます」
「しかし……。肝心なところで問題がある」
「マチン船長?」
「俺の愚息が、さっきからまるで反応しないのだ」
「マチン船長!?」
「かなたそ……。少し、外に出てなさい」
「なんで!?」
「困りましたね……。マチン船長は胸筋バキバキだから、まつりすの壁で硬質化させることもできない」
「なにを真面目に議論してるんだ、私たちは……」
『それなら、僕の出番なようですねぇ〜!!』
「ココロぉ!?」
「なんだ、この猫型ロボットは」
『失礼しますよ』
『ここを、こうして……。如何でしょう?』
「ん……。んん!?」
「なんだこれは……。ホロライブを全員抱いた俺だが、こんなのは初めてだぞ!!」
『素晴らしい!!僕の計算通りですねぇ〜!!』
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「これは酷い」
「開けばなんでもいいんだよっ」
「これは?」
「なんじゃこりゃあ……。パンツか?」
「間違いない、あまみゃのパンツですっ」
「何故、こんなものが王宮の宝物庫に……」
「至上主義アドトラックからも、同様のものがっ」
「凄まじいな……。かなりの期間放置されていただろうに、新品同然に綺麗だ」
「これが、あまみゃの加護」
「そうか……。これがあれば、B地区の奪還に迎えますっ」
「B地区って?」
「みこだにぇー迎撃戦の激戦地……。まつりすの壁の最奥、事務所のある一帯のことです」
「そこは、サクラカゼの濃度が高くて殆ど近寄れないんですよ」
「なるほど……。あまみゃのパンツを被っていけば、サクラカゼによる限界化を防げるということか」
「そういうことですっ」
「ビーチクの、奪還……」
「だが、このパンツ……。どう被る?変態仮面スタイルか、聖騎士団員スタイルか」
「団員さんが被ってるの、あれパンツじゃないから」
「ちげぇのお〜!?」
「細かいことはいい……。事務所には、そら先輩とあん肝がいるんだよな?」
「恐らく……。あずきちとロボ子さん、ついでにAちゃんも、そう遠くにはいない筈ですが」
「渋谷での戦闘から、まだ歌枠が続いてるってことか……」
「そもそも、事務所の地下にある祭壇でなければ、もんざえもん復活の儀式は執り行えませんから」
「それじゃあ、巫女様は」
「それが……。リューキューでドドンガを回収してから、行方が理解らなくて」
「駄目じゃねえか」
「もう正直……。とっ散らかり過ぎてて、なにがなんだか理解らん」
「これ、ココロのくだりやりたかっただけなんじゃ……」
「ボン、ボヤージュ!!」