【】な げ っ と【】
「へいぱ!!へい、ぺいぱ……。へいっ!!」
「これといった理由はないですが、ペパーだったもので〜す!!」
「エンドロールが始まる瞬間……。それが合図だ」
「理解った。同時に動こう」
「きひひッ、腕が鳴るなぁ、兄者」
「誰だ、お前は」
『ずにゅぅううううううううううん!!(空間が歪む音)』
「何者だっ」
「あ……。強盗です」
「十年掛けて作った力作を……。二秒で、どーん!!」
「消灯ッ!!」
『同刻 アルカトラズ』
「もう、僕たちに脱出なんてできないんだ……!!」
「諦めちゃ駄目よ、かなたん。明日の川越遠足、そこが逃亡のチャンスじゃない」
「この牢獄、遠足とかあるの……!?」
「遠いなぁ……」
『全盛期のザガーン様にありがちなこと Wブレイカー』
「ディンドン、ディンドン、鼓動が、ディンドンw」
「このままでは、小惑星帯に衝突しますっ」
「やむを得ん……。ナイススティックの準備だ」
「明日は明日の……。俺に任せる」
『そう言い残した彼は、留年した』
「このままいけば、サイクルヒットですね〜!!」
「それはそうと、貴女が好きですっ」
『カイロの首都は〜?』
「カイロが首都じゃね……?」
「六法全書で……。お墓を、どーん!!」
「父さん……。俺、司法試験受かったよ」
「乾坤一擲……。外れれば死ぬが、当たっても死ぬ……!!」
「鉱石を掘っていると見せかけて、ブラジルを探しています」
「延命治療にしかならないぞ!?」
「構わない……。くちぱっちを死なせないでくれ……!!」
「エゴとエモで揺れ動く貴女のハート……。撃ち抜いちゃうぞ♡」
「ふぅ〜……。危なかった」
「なにィ!?」
「懐に森羅万象カードを隠し持っていなければ、流石の私でも耐えられなかった」
「なんかすごい楽しそうだよねって、よく言われます」
「毎日はエブリディだけど……。明日はトゥモローなんだよなぁ〜!!」
「ぺぇがねぇ、ぺぇがねぇ、私、ぺぇがねぇ」
「なんつって。がっはっはァ!!」
「はあ……」
『理解ってた筈なんだ……。サユリからの仕送りで貰った、ナイススティックだけじゃ栄養が偏ることくらい』
「ローストチキンを、生でいくのか!?」
「泣いても笑っても、これが最後……」
「叩いて被ってっ」
「「じゃんけんぽんっ!!」」
「ほう、あの二人……。いや、まさかな」
「どうされました?」
「少し、旧友のことを思い出していてな」
「くちぱっち……。恐ろしい男だったぺこねぇ〜」
「私たちが、甲子園に!?」