【】は っ か あ【】
「兄ちゃん、遊んで遊んで〜」
『兄はまだ知らなかった。弟に、ペパーという恋人ができることを……』
「サンドバッグが喋っちゃ……。いけないんですか!?」
「公民館の、備品で……。どーん!!」
「ここの中に、過去五十年間に蓄積されたナイススティック、その全ての摂取カロリーが安置してある」
「僅かでも扱いを誤れば、死を意味する」
「俺たちの仕事って、なんなんすかねー」
「化け物倒して、イクラ運んで……。時々、デカブツとやり合って」
「さあな……。俺もここで働き始めて十年以上経つが、そんなことは理解らねぇよ」
「マジっすか?」
「マジだ。ただ一つ言えるのは……。いくらかは、やり甲斐を感じてるってことなんだな」
「イクラ、だけに」
『その時、歴史が動いた』
「頭、真っピンク!!」
「乳首、真っ黒!!」
「瞳の色は……。透明だ」
「足りない時は〜……。足せばいいんだな!!」
「ぶっちゃけ、引き算と割り算って必要ないですよね……。俺たちの辞書に、後退って文字はないんで」
『そう豪語した彼は、留年した』
『この先、キノコショートカットがあります』
「まさか、マリカーにカーナビ機能が実装されるなんてな……」
『まもなく、左方向です』
『他の車両に、注意してください』
『左です』
『左です』
『左です』
『左です』
「う、五月蝿ェ!!」
「みんなの力を合わせて、春闘でベアを実現させて欲しいっぴ!!」
『口内炎が痛いのに……。口内炎が痛いのに……』
『痛ーい!!口内炎!!』
「お前んちの庭で、白兵戦しようぜ」
「ソーセージカレーにチーズトッピング……。量と辛さは普通で。これが、俺氏流の定番だと思います」
「ならばこちらは、スーパーの片隅に並んでる安いハンバーガーに、ドクペを乗せる」
「それなら僕は、チーズおかきに、芋焼酎だ」
「お刺身にポカリスエットは……。合わない」
『コライドンにありがちなこと お前も、降りて走らんかーい!!』
「くるぶしごと、引っこ抜きますね〜?」
「この歯医者、どこかおかしい……!!」
「待合室に入ったのであれば……。もう、手遅れですよ」
「こちら、カロリーゼロのトンカツでございます」
「ノドナオールは、常備しています」
『将来像って、人それぞれですよね』
『いつまでも、自分らしい自分でいて、自分最推しって、胸を張っていたいから』
『そんな私が選んだのは、このナイススティック』
『いくよ、ラニアン……。私たちが、バミュタンを倒す!!』




