【】ぶ た ば ら【】
『こんラミです。今日は鼻でにゅうめんを啜っていきたいと思います』
『令和の河童にありがちなこと 泳がない』
「困るんだよねぇ……。ゲーム感覚でお焼香されちゃあ」
『焼肉屋でバイトしてる時にありがちなこと 肉シミが募るでしょう〜!!』
『こちらの施設では、廃課金者たちへのセミナーが行われています』
「え〜……。天音さんね。対象のゲームは、ウマ娘」
「あの……。みんな、それくらいは課金してると思うんですけど」
「あ〜、ここに来る人、みんなそう言うから。速度違反とかも一緒だよね。みんなやってるから、自分もやってるだけ……。って」
「まあね、ここはちゃんとカリキュラムが決まってるから。変な感情論とか一切なし。工程通りやってくれればいいから」
「はあ……。一ヶ月後には、ちゃんと出所できるんですよね?」
「言い方が悪いな……。退院ね、退院。よほど病状が悪くなければ、一ヶ月も掛からないよ」
「それで、その作業って」
「簡単だよ。星川の組み立て。あ……。でも、ここでのことは口外しちゃ駄目よ?契約書にも書いたと思うけど……」
『これはまだ、にじさんじが結成される前の話……』
「お前の宿題、ねぇからァ!!」
『同刻 スケートリンク』
「かなたそ、なかなかスジがいいな……。スケートリンクを、自分と同類のなにかだと思ってるのかもな」
「監督は滑らないんですか?」
「おいおい、俺氏がスベってるのはいつものこと……。つって!!」
『その日は、ツンドラに桜が舞ったという』
「ポパイが食べて、元気が湧いてくるものってなぁ〜んだ」
「えぇ〜っと……。あ、ほうれん草!!」
「それもそうですが……。75点!!」
「そんなぁ……。じゃあ、百点満点の回答は、なんなんですか?」
「それはね〜……。こちらを食べてみて頂戴よ」
「これは……。ナイススティック?」
「そう!!ナイススティックは栄養にもなって、武器にもなるスグレモノって寸法さぁ」
「理解ったらすぐに、契約書にサインしてこのことは忘れるんだ」
『同刻 西日暮里』
「兵どもが夢の跡……。哀れぺこねぇ〜」
「ぺこーらァ!!」
【退がれ俺氏……。ここは俺に任せろ】
「でも……。たそはぺこーらのニンジンで重傷を負っちまった」
「ぼ、僕としたことが、掴み損ねるなんて……」
【はっ……。俺を、そこのダサTと一緒にされちゃ困るな】
「な、なんだとぉ!?」
「落ち着けかなたそ、傷が開く……」
「それに、ずーはーが大口を叩いてる時は……。いけるって合図だ」
「え?」
「揃いも揃って……。アホばっかぺこねぇ〜!!」
「お前もあの、舞元とかいうおっさんと同じように……。ぷぷぷ〜!!」
【なに?】
「待てずーはー……。挑発に乗るな!!」
【心配ねぇよ……。もう、あの時と同じヘマはしねぇさ】
「ずーはー……!!」
『四人はまだ知らなかった……。僅かこの三日後に、クレアさんによって人類の半数以上が死滅することを』
「今日から俺たちが……。ゲーム部だ!!」