【】あ ん こ ろ【】
「各地に散らばったクリスタルは、合計で十三個……。その全てを、召喚獣と呼ばれる存在が守護しています」
「で……。最後の一個は、あん肝の中にあるって訳か」
「真祖の血を絶やすことができるのは、同じく吸血鬼の真祖だけ……」
「渋谷での戦闘で常夜状態を発生させていたのは、よっさんでもクソでもない……。吸血鬼、カーミラ」
「あやめるにはこれから、酒呑童子と戦ってもらうよ」
「もし、殺された被害者が、将来的に百人の人間を殺すかも知れなかったとしたら……」
「その殺人鬼は、一人の命を犠牲にして、百人の命を救ったことにならないっすか?」
「ゴブリンロードを討つ為には……。K点を超える団長の胸筋でさえ、まだ足りないんだ」
「軽っても軽っても……。キリがない!!」
『落ち着くんじゃ、いろは……。百鬼夜行を止めるには、率いている首魁を叩かねばならん』
「冗談でしょう?愚民の穢れた血など頂けませんわ」
「ジャパニーズホラーが特徴的なのは、精神的な恐怖に重点を置いていること」
「圧倒的な非日常を体験させるのではなく、現実から陸続きな場所に、非日常との境界を漂わせておく……」
「まるで、真夏の陽炎のように」
『これは、とある村の少年たちが体験した、ちょっと不思議な物語』
「カブトムシ、捕りに行こうぜ!!」
「おーう、お前ら、気をつけるんだぞー」
「カブトムシなんて、そうそういないだろ……。セミなら沢山いるし、五月蝿くてすぐ見つかるのに」
「珍しい虫の方が、ゲットした時の経験値が大きいだろうが!!」
「ゲーム脳かよ……。ほんと、なんでセミってこんなに騒がしいんだろ」
「じ、じじ……。じじじじじじじじじじじじじじじじじ」
「み〜ん、みんみんみんみん」
「つくつくほぉ〜うし、つくつくほぉ〜うし」
「かなかなかなかな……」
『ね〜ねねねねねね、ね〜ねねねねねね、ね〜ねねねねねねね〜』
「ん?」
『日本童話劇場 トワワとねねね』
「おにぎりがいって〜ん、おにぎりがいって〜ん、おにぎりがいって〜ん、おにぎりがいって〜ん」
「あるじゃねえか……。ゲーム部を救う方法!!」
「舞元のパンツだぞ!?猛毒だ……。だが、万が一、万が一が起これば……」
『こんやっぴ〜!!』
『今日のトワ様 現世に受肉したトワ様』
「副交感神経と交感神経が、くっついちゃった!!」
『全盛期の煉獄さんにありがちなこと 死んでる』
「ここを、配信予定地とする」