【】や き め し【】
「拳、浴びた〜」
「何者なんだ?」
「湊あくあ……。パンクな女だ」
「ヌートバーのヌートバーに、ソーセージをぶち込む」
「インターネットで俺氏を知ってるって、結構恥ずかしいことですよ」
『同刻 五反田』
「あくあちゃ〜ん、野球拳しよ〜w」
「やはり、俺氏の読者の九割は男子高校生……」
「ディズニー行きたーい」
「それなら、いい方法があるよ」
「こうやって、都会の喧騒に紛れていると……。ああ、人が沢山いるなぁって、実感するんですよね」
『血戦!!あくありうむ。CIVIL WAR〜神楽めあの逆襲〜』
『霊長類最強のP PP天使P』
「かなたそが、忍者の末裔……!?」
「正確には、肉体の元の持ち主である、中田氏のことだがな」
「ドドンガの詠唱が途絶えた時……。それは、これまで贄にされてきた魂が全て、解放されるということだ」
「鷹嶺の鷹の目を使えば視えるだろう?この大地に張り巡らされた、BANオーラの地脈が」
「死者数がどうこう、なんてレベルじゃない……。全滅だよ。星そのものが消えてなくなるんだから」
『ブンブン チャ ブンブン チャ』
「LA-型を発症した人間には、限界化に近い兆候が見られているっ」
「これは……。ダブチ粒子の影響だよ」
「中世ヨーロッパ、ダブチ=マクドナルド博士が発見し、なんかこう、量子力学的なアレだとされてきたが……」
「その実態は、BANオーラの元になる物質の一つさ」
「そして、宇宙全体におけるダブチ粒子の総量をコントロールしているのが……。総帥こと、ラプちゃん」
「みこち以来だよ……。ダブチ粒子を持ったプレイヤーは」
「このゲームは……。いや、この世界は、一人増えれば一人減るのがルールなんだ」
「一見残酷なようだけど……。そうでなければ、種として存続はあり得ないからね」
「FBKING……。随分、詳しいんですね」
「まったく、困ったもんだよ……。そろそろ君たちに肩代わりして貰いたいね、ゲマズの称号をさ」
「全ては……。黒上フブキというバグから始まったんだ」