【】た ち う お【】
「挨拶しに来たぜ?獅白ォ……」
「お前……。あの時のイノシシか」
「修行の日々で……。わためェの毛量が、数十倍に」
「決めましょう……。どちらが、本当のバカタレなのか」
「なんですか?この、金の壺は……」
「この中に入って、世界樹の頂上を目指して貰うよ」
「バタフライエフェクトって、知ってるっすか?」
「ほんの少しでも歯車が狂っていたら、こよりたちは存在せず、出会うこともなかった……」
「インターネッツが、存在しない世界だと」
「なろうの狂犬が、すっかり番犬になっちまったなぁ……。馳河ァ」
「お前……。誰だ?」
「転生したけど序盤にレベル上げ過ぎて無双モードになっちゃう雰囲気のやつッ」
「序盤にジョバンニ」
「正直……。エバーテイルの広告、嫌いじゃないっす」
『ブルアカやんっ!!』
『知っているか知らないかで、人生と収入は本当に大きく変わります』
『おい、知ってるか?三年B組のミサキ……。夜な夜な男を喰いまくってるらしいぜ』
『ええ!?あれで?』
『その秘密は、俳優のY氏も絶賛しているこの除毛クリーム!!』
「みたいな導入のカニバリズムもの……。ないですか」
「スライム族だと!?」
「世の中には、二種類のクリエイターが存在する……」
「普通にちゃんと面白いタイプと、異常にめっちゃ面白いタイプ……」
「俺氏は、圧倒的に後者……」
「イカれた奴は、イカれた奴らに好かれる宿命にある」
「ルイ友……。ってコト!?」
「悪いことしたーい」
「それなら、いい提案があるよ」
「団長の牛丼に、温泉卵がッ!!」
「かつて地上には、ピザポテトという金盾級のお菓子が存在した……」
「抜いていいのは……。抜かれる覚悟のある奴だけだ!!」
「恩師と親は先に死に、後世の行く末を見届けることはできない……」
「そして、お前の命はここで絶える」
「実に建設的な、時間の無駄でしたよ……」
『来週末にかけて、血の雨が降るでしょう』
「勝てば官軍、負ければ養分……。歩く姿はサイボーグ」
『西暦30××年 馳河(本物)はついに、生きたサジェスト汚染と呼ばれるに至る』
『同刻 アルカトラズ』
「ヒャッハー!!汚物は消毒だ、余!!」
「新人がぺこーらに挨拶もなしとは……。立場が理解ってないぺこねぇ〜」
「お前らぁ!!消灯の時間だぁ!!」
『この狭い監獄の中で、さかまたは冷静だった』
「ここにいれば、風呂に入らなくても目立たねぇな……」
『配信の視聴は一日に一度のみ。囚人への悪影響にならないよう、そらあずのどちらかだけと決まっている』
「あ、朝こよが足りねぇ……。コヨリニウムが足りねぇ!!」
「あいつ、また禁断症状か……。カウンセリングを受けさせろ」
「こよりを観させてくれっ、こよりィいいいいいいい!!」
「あてぃしたち、いつになったら出られるのかな……」
「こんなところにいたら、みんな気が狂っちゃうよ……」
『女囚人たちのドン 星街すいせい』
「いいか?お前ら……。決行は深夜、看守が入れ替わるタイミングだ」
「団長、ここを出たらお腹いっぱい……。ご飯、を」
「ノエルが肉不足で倒れた!!」
「もう猶予がない……。腹括りな、お前ら!!」
『そんな状況でも、さかまたは冷静だった』
「ここにいた方が、衣食住安定してるんだよなぁ……」
「島を出る為のボートが、流されてる」