【】か ま た ま【】
「わためェ……。本当に、煩妙無の境地に達したんだね」
「ぴえん、ぱおん、はにゃん……。さまさま」
「ピーナッツ君の分類は……。金盾級です」
「なにかを待つな……。お前を、待ってるんだ」
「進化の果てには、死が待つのみ」
「餓者髑髏でござるか!?」
「で……。その十三体目は、どこに?」
「話が違うじゃないか!!」
「エデンの星の、連邦政府……?」
「概念操作……。本当に恐ろしいのは、ここからですよ」
「これまでこよりたちが、なんの疑いもなく初見使徒と戦えてこれたのは……。護る為の戦いだったからです」
「でも、これからは違う……。今度は、こよりたちが侵略者になる順番なんだ」
「個体としてのライフサイクルを経て、僕たちは必ず死に至る……。それでも、種としての人類は存続していく」
「誇張表現じゃない……。たった一人の突出した存在が、人類全体の生存戦略に影響を与えるんだよ」
「残そうとする力と、絶やそうとする力……」
「ごちゃごちゃ御託を並べやがって、面倒臭ぇ……。直接殴り合って、決着をつけりゃいい話だろ」
「姫!?」
『俺も同感だな。一番強ぇ奴が生き残るべきだろ?』
「自然淘汰に任せるのか……。それとも、人為的に選別するのか」
「愚かっすねぇ……。共通の敵を見失えば、簡単に紐帯が解けてしまうんすから」
「LA+型の主張は?」
「妙な呼び方は、やめて貰えるか……」
「我々には一人一人、総帥から頂いた名前があるのだッ!!」
「百万人を殺しても、百万人を救えば英雄になれる……」
「ロクな死に方はしませんよ?」
「心に背いた物語を、紡ぐことはできない」
「それでもやるというのなら……。私は止めませんが」
「井の中の里は、仮想の共同体」
「イノタクサン……。ドドンガは、その護り神なのですにぇ」
『ブンブン チャ ブンブン チャ』
「ドドド因子で結ばれているということは……。言い換えれば、同じ原風景を心に抱いているってことさ」
「この戦いは、世界観の喰らい合いでもあるんだ」
「こよりたち自身も、異星人であり、宇宙人であることに変わりはないんです」
「で……。次はどいつを殺せばいいんだ?」
「争いを望まない人間を、巻き込んではいけない……。この建前を裏返せば、それは」
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
「なんだ!?いまの鳴き声はっ」
「あれは……。ムキロゼだ」
「生憎、持久戦には自信があってね」
「いつまでもパチこいてんじゃねーぞ……。ぺこーらァ!!」
「あずきちのブライトスーツは、ちょいと特別製でさ」
「わためェ、どうしてトワ様の帽子を……」
「もんざえもんに剣術を指南したのは、ぽこべぇだよ」
『ゴリラは激怒した』
「魔族にも、個性豊かな奴らが沢山いてな……。トワ様のあれは、ベリアル」
「イカれたショーの開演だァ!!」
「わためェの身体が、乗っ取られたっ」
「またこのパターン!?」
「完全に、トリガーハッピーだ……」
「博士、どうされました?」
「臨界状態にある、NEKOの様子が……」
「ステラ細胞が、更なる変異を始めています」