【】あ ま え び【】
『ただいま〜……。あ、マリンの分のお土産もあるよ?』
『私の分、も……?も、ってどう意味よ、ふーたん!!』
『おい、こよりぃ……。麩菓子はいつも用意しとけっつったろ!!』
『サバンナで暮らしていた頃は、こんなことなかったのに……』
『こんなもの要らない!!』
『マリリシャ、なんだか元気がないみたい』
『こよりさんこそ……。なんかあった?』
「ポルカの伝説、趣向変わったな……」
「ドドド因子で結ばれた者たちは、いずれ出会うことになる……。しかし、その形が同胞だとは限らない」
「いつか、こうなるって理解ってたよ……。ししろん」
「ま……。そういうことだな」
「痴話喧嘩で済めばいいが……。種族間の抗争にまで話が大きくなれば、王宮も介入せざるを得ない」
「さかまたの肉体そのものが、一種の霊道になっているんだ」
「浴場のように……。聖と俗を分かつ場所には、穢れが溜まりやすいのですにぇ」
「だから、さかまたは風呂嫌いなのか……」
「なんで銭湯でバイトすんだよ」
「湯けむり回……。ってコト!?」
「団長の胸部に、謎の光が!!」
「わためェええええええええええええええええええ!!」
『どきッ♡湯けむり殺羊事件FOREVER〜モトアキvsキングギドラ〜』
「吾輩の浴衣に、細工をした何者かがいる」
「懐かしいわね、魔界学校の卒業アルバム……。この頃から、ハト様も変わってない」
「ちょこ先の隣にいる、イカした兄ちゃんは誰なんだよ」
「これ?これは、副長だけど」
「滅流帝鬼救で、無銭飲食が!?」
「ふぃ〜、満腹満腹……。バレなきゃ、犯罪じゃないってわ〜け」
「ん?ぷぷぷ〜!!ギャングタウンに似合わないクソダサカブ、発見ぺこ〜。きっと田舎者に違いないぺこねぇ」
「ついでに、油性ペンでお洒落にしてやるってわーけ。ええっと、ぺこーら参上……」
『新メニュー 兎美味しいミラノ風ドリア』
「メニュー名が駄洒落になっちゃうのが、玉に瑕なのよね……」
「借金生活から抜け出せないし……。銀行強盗でもしましょうか」
「闇ロゼ!?」
「初代メイジ・オブ・ヴァイオレットは……。王族だった」
「魔族の復活を、王宮が先導していたというのか……!?」
「中庭の花壇が、一斉に開花した!?」
「姫の奏でる旋律が、草木に眠る精霊たちを呼び起こしたのだ……」
「当代のメイジ・オブ・ヴァイオレットは、平民の出身だった筈ですが?」
「全ての罪を被った初代は、その魔女裁判で処刑された……」
「そうか、月かっ」
「皆既日食……?」
「これが、世界地図でござるか……」
「なんだか、見覚えのある形をしていると思わないかい?」
「ユニーリアは……。丁度、北海道の付近に符合する」
「これといった理由のない、右ストレートですっ」
『ナノマシンによる自動修復?ありゃあ、まるで……』
「いいのかい?おがゆ」
「まだ、僕たちは見守っていよう……」
「うちが可哀想だょお!!」
「私たちが、レジスタンスだとして……。FBKING、いや、フブキちゃんはどっちなの?」
「できれば、白上で呼んでくれないかな……。黒上と紛らわしいんだ」
「僕たちがこのゲームを終わらせたとして……。それって、みんなバラバラになっちゃうってことなんじゃ」
「なにもかも、元に戻るだけだよ……。最初から、バラバラの目的で集まってるんだからさ」
「紫咲シオンは、初代メイジ・オブ・ヴァイオレットの記憶を継承している」