824/1674
【】お か か か【】
「ってな具合なんだけど……。どうだった?Aちゃん」
『これが、ロボ子さんの視ている世界なんですね……』
「あの二人の攻防は、僕とゲマズを除いて他のメンバーは観測できないからね。水面下で……。いや、大気圏で主導権を奪い合っているのさ」
『いやはや、知らぬが仏ですね……。一介の眼鏡であることに安堵しました』
「ときたま均衡が破れて、今回みたいな事態に発展するんだ。その度に、僕は大忙しだよ……」
『ちなみに、YAGOOはこのことを?』
「知らない。言ったでしょ?次元が違うっていうのは、端的に表せば……。二次元の女の子に触れられないのと同じことさ」
『せ、世知辛い……』
「つくづく、困ったものだけど……。拮抗した実力を持つ者がいるってのは、羨ましくもあるよね」
『ロボ子さんには?』
「僕には……。Aちゃんかな?」
『ははは……。まさかまさか、ただの裏方ですよ?』
「表に出る裏方という、概念」
『裏の裏は、表ですからねぇ……』
「ね〜ねねねねねね、ね〜ねねねねねね、ね〜ねねねねねねね〜w」