表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
802/1674

【劇場版】う〜ぺ〜の裏切り【嵐を呼ぶ】

 みなさんも、生涯で一度は考えたことがあるのではないでしょうか。


「兎田は、いつか裏切るかも知れない」


 今後、俺氏の更新が途絶えたら……。つまり、そういうことだと思ってください。


「裏切りうーさぎ!!」


 嘗て、彼女の周りには三人の腹心が居ました。一人は山へ芝刈りに、一人は鶴を助け、もう一人は竜宮城に新居を構えました。


「これで全人類はぺこーらの術中……。ぺこ」


(※ぺこ=減古の意味。ヘブライ語に由来し、恐らく水甕のことだと思われる)


「兎田はね、ソロだと必ず裏切るんです……。逆に、必ず兎田は裏切るだろうという状況を作り出せば、兎田は裏切らない」


 義母の言葉です。


「あーたねぇ……。裏山には、絶対に近付くんじゃないよ?あそこは恐ろしい鬼が出るからねぇ」


 そうして、桃からは産まれた桃太郎は兎田と名付けられました。


「シケモク一本じゃ割に合わねぇ、ぺこ」


 俺氏の不安は的中しました……。彼女は里を抜けた。


「その頃からですね……。義母の病状は悪化し、譫言を呟くようになりました」


「五月蝿ぇ!!こちとらボランティアじゃねえんだよ、ぺこ」


 兎田の取り立ては激しく、時には家屋が半壊することもありました。


「もうやめてぺこら!!」


 思い出すだに、義母の悲痛な叫びが胸を締め付けます……。


「ぺこーらは叛逆の象徴……。それに与することはそういうことってわーけ」


 とうとう、兎田は新国家の樹立を宣言した。


「しかし……。いま思えば、俺氏たちが兎田にそれを望んでいたのかも知れません。予想を裏切ってくれるだろうという期待」


 多くの夢を見てきた人間は、多くの人に夢を見せる存在でもある。兎田もまた、例外ではない。


「き〜tら、きtら〜」


 祭壇の最上部で、義母は磔にされていました。


「これなら私、本望だわ……」


「気持ち悪い声出してんじゃねぇ!!ぺこ」


 あれは決して、見ていて気持ちのいいものではなかった……。


「貴方のそれはジオゲッサーじゃない、ジオゲサーよ」


 山田ハーマイオニーの言葉です。


「内原イオンの寿司屋で俺氏の注文を無視し続けた坊主の兄ちゃん……。俺氏は未だ、彼のことを赦していません」


 知っているか知らないかで、人生と収入は本当に大きく変わります。


「メーカーの都合で、この連載は一度しか表示されません。後悔したくない人は、なろう内に表示されているなにかしらの広告をタップ!!」


 紙の本を読みましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ