【劇場版】う〜ぺ〜の裏切り【嵐を呼ぶ】
みなさんも、生涯で一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「兎田は、いつか裏切るかも知れない」
今後、俺氏の更新が途絶えたら……。つまり、そういうことだと思ってください。
「裏切りうーさぎ!!」
嘗て、彼女の周りには三人の腹心が居ました。一人は山へ芝刈りに、一人は鶴を助け、もう一人は竜宮城に新居を構えました。
「これで全人類はぺこーらの術中……。ぺこ」
(※ぺこ=減古の意味。ヘブライ語に由来し、恐らく水甕のことだと思われる)
「兎田はね、ソロだと必ず裏切るんです……。逆に、必ず兎田は裏切るだろうという状況を作り出せば、兎田は裏切らない」
義母の言葉です。
「あーたねぇ……。裏山には、絶対に近付くんじゃないよ?あそこは恐ろしい鬼が出るからねぇ」
そうして、桃からは産まれた桃太郎は兎田と名付けられました。
「シケモク一本じゃ割に合わねぇ、ぺこ」
俺氏の不安は的中しました……。彼女は里を抜けた。
「その頃からですね……。義母の病状は悪化し、譫言を呟くようになりました」
「五月蝿ぇ!!こちとらボランティアじゃねえんだよ、ぺこ」
兎田の取り立ては激しく、時には家屋が半壊することもありました。
「もうやめてぺこら!!」
思い出すだに、義母の悲痛な叫びが胸を締め付けます……。
「ぺこーらは叛逆の象徴……。それに与することはそういうことってわーけ」
とうとう、兎田は新国家の樹立を宣言した。
「しかし……。いま思えば、俺氏たちが兎田にそれを望んでいたのかも知れません。予想を裏切ってくれるだろうという期待」
多くの夢を見てきた人間は、多くの人に夢を見せる存在でもある。兎田もまた、例外ではない。
「き〜tら、きtら〜」
祭壇の最上部で、義母は磔にされていました。
「これなら私、本望だわ……」
「気持ち悪い声出してんじゃねぇ!!ぺこ」
あれは決して、見ていて気持ちのいいものではなかった……。
「貴方のそれはジオゲッサーじゃない、ジオゲサーよ」
山田ハーマイオニーの言葉です。
「内原イオンの寿司屋で俺氏の注文を無視し続けた坊主の兄ちゃん……。俺氏は未だ、彼のことを赦していません」
知っているか知らないかで、人生と収入は本当に大きく変わります。
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紙の本を読みましょう。