覇道を往け
ん〜。
甘酸っぺえ〜。
やっぱ、俺、【青春物語】を書かせたら、一級品だわ。
段階が違えんだわ。
「バラ肉〜」
国道沿い、○チンコ屋の駐車場で、知らん車のボンネットを網の代わりに、
帝は焼き肉を嗜んでいた。
俺たち【霊言師】は、集めた【殺意】を【魅力】に変換し、その力によって【救人】を殲滅する。
俺たちは、互いが互いの【救人】なんだ。
さて、
俺が既に手に入れている、【火花】。
それを、開示しておこうか。
まず、
人は、何時間連続で、同じ歌を歌うことができるのか。
は、知らんけど、
人は、何時間連続で、同じ歌を聴き続けられるのか。
正解は、二十四時間、
三百六十五日。
それこそが、【脳内再生】。
生体リズムを整え、【魅力】を高い段階で維持し続けることができる。
ちょっと、やばい。
それから、【彗星の欠片】。
可視化した【殺意】を一点に束ね、極限まで加速させた【魅力】の最高到達点で、【救人】を断つ。
女マ○キー。
それから、【堕天使の涙】。
喜怒哀楽、押し殺した感情を全て解放することで、精神的な安定を得ることができる。
これにより、どんなブラクラを踏んでも、微塵もSAN値が揺らぐことがなくなる。
いかれてやがる。
それから、【常闇の鉄血】。
脳から送られる信号により、完璧に肉体を制御し切ることができる。
そして、【一人称複数銃撃部隊】の主力選手でもある。
いいこ。
それから、【地獄の番犬】。
これにより、上の学年からの影響を一切、無効化できる。
いけめん。
それから、【最後の開拓者】。
これにより、下の学年からの影響を一切、無効化できる。
ちょっと、怖い。
そして、【地獄の番犬】と【最後の開拓者】により、先輩の真似事、後輩への蹂躙という逃げ道を塞ぎ、必然的にこの連載の【魅力】を高めることができる。
以上、
これが、俺が構想を考えながらいつも聴いている、
音楽界隈【凹】、その面々である。
みんなのお陰で、こんなに清々しい【青春物語】を書くことができてます。
多大なる感謝。
で、
俺の【煉獄】から馬鹿どもが集めてくれた、
まずは、【歌姫の真珠】。
一日一回、致命傷を防いでくれるログインボーナス。
それから、【蒼穹の翼】。
単純に、飛行能力。
それから、【退魔の妖刀】。
単純に、主力武器。
そして、【真祖の血】。
全ての【火花】を、一手に束ねることができる。
「さて……」
牛肉にはやっぱ、ぽん酢だよね。
ん〜。
うめ〜。
で、
この【水商売】で著名になるのに、最も巨大な壁はなにか。
それは、自分の性癖を全開示した作品が、家族や友人といった身内、自分が影響を受けている人々の目に晒されるということ。
そんな変態的な所業は、全人類、【運命の心臓】を言い訳にしないと実行できないだろう。
そして、
ここ、【超人界隈】においては、
歌唱力も、作画力も、文章力も、
全て、己の【性的魅力】を示す為の指標に過ぎない。
更に更に、俺たちは【偏執】という【本懐】を抱いた、【偏執奴隷】でもある。
ゆえに、
美術界隈【凹】と【凸】、
音楽界隈【凹】と【凸】、
文学界隈【凹】と【凸】、
それぞれが、【豪華絢爛】を通じて【家族】の契りを交わす必要がある。
で、
俺が、そこそこな修行期間で気づいたこと。
できないこと、ではなく、
やりたいこと、でもなく、
できること。
それを極め抜いた先に辿り着いた、境地。
一般文芸、ではなく、
ラノベ、でもなく、
なろう系、でもなく、
亜流であり、
邪道であり、
王道。
N尾先生、ようやく、あんたの景色が視えてきたよ。
そう。
それが、
それこそが、【少年小説】。
それは、少年漫画の従兄弟に該当する存在だ。
そして、更に、
俺は格闘タイプに進化して、【涅槃】に至った。
大人になった俺に与えられた、役割、
それに気づいたんだ。
つまり、
俺はこの世代の、
銀○であり、ハ○ヒであり、無○転生であり、
杉○さんのポジションであり、
やれやれ系お父さん、即ち、【家畜】なのだと。
悟っちまったんだ。
これもまた、一つの絶望。
俺、
この血の運命には、勝てなかったよ……。
で、
おい。
読んでるだろ?
美術界隈【凸】、その急先鋒。
尖った才覚、欲しいもんな?
だが、気づいていないなら、気をつけろ。
お前がそれを観測する時、お前もそれに観測されている。
あなた、既に心臓を狙われてるわよ。
俺が、文学界隈【凸】の急先鋒であり、
内気な後輩たちを、血塗られた婚活会場へ……。
要するに、【連載中小説】に誘う役割を担うように、
お前も、お前こそが先陣なのだ。
気づいてるだろ?
この世代の覇権は、既にお前の手にある。
そう。
それが、
それこそが、【巨弾新連載】。
次に、血塗られた覇道を歩むのは、お前だ。
もう、【運命の心臓】は見つかったか?
王道に向き合う、覚悟はあるか?
虚構の為の虚構ではなく、
現実で血を流し切った末の、真に血の通った虚構を、
描き切ることができるか?
熾烈な選抜を生き抜き、現実を変える準備はできたか?
俺たち、【偏執奴隷】の呪縛を全て、ぶっちぎることができるか?
現在、その主戦場は、【全裸少年偏執劇場】だ。
流れを、変えるのは、お前だ、
美術界隈【凸】、その急先鋒。
俺たち、【家族】だもんな?
期待してるぜ。
それまでは俺たち、文学界隈【凸】と音楽界隈【凸】がぶん殴り、贅肉を削り、徹底的にしごいてやる。
この世代の、煉○さんを、
この世代の、○骨くんを、
創り出すのは、お前だ。
お前が、【作者】になるんだよ!!
気づいただろ?
冬の、最低気温も、
夏の、最高気温も、
お前に、【運命の心臓】を気づかせる為にあるのだと。
逃げる場所は、どこにもないらしいぜ。
そして、
ボンネットをぽん酢塗れにされた中年男性が、○チンコ屋から出てきた。
「え!?」
「ああ、すまん。モニタリングじゃないよ?」
「いや、それ、俺の、車」
「自分が焼き肉にされなかっただけでも、感謝しろ」
「ええ……」
さて、
粗方、法律説明は済んだかな。
「君は、この世界の味方なのかな?」
いつか聞いた、糞みたいな質問が脳裏をよぎる。
ああ……。
モョエモン、安心して、未来から見守っててくれ。
俺はちゃんと、ぶち殺してきたよ。
過去の、俺を。
自分だけは、死んでもいい人間なのだという、幻想。
自分は、誰にも必要とされていない人間なのだという、妄想。
だから、もう理解った。
「世界が、俺の味方なんだ」
「えっ」
帝は中年男性の横を颯爽と通り抜け、駐車場をあとにした。
俺が、ひたすらに俺と向き合って、そうして手にした、俺、独自の【本懐】。
それは、
あらゆる【本懐】を、一手に束ねる【本懐】。
そう。
それが、
「それこそが、【覇王】」




