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いのち
司。
相応の、罰を受けろ。
俺も、この心臓に罰を受けたよ。
義務を果たさなかった、罰を。
だから、
命を、捨てないでくれ。
命を、
心臓を、
大切にしてくれ。
どうすれば、
心を大切に。
自分を殺さず、
心を殺さず、
生きていけるか。
選択肢は、最初から一つしかないんだよ。
心の法律が、あるんだ。
その一線を越えたら、心に死刑を宣告される。
それは、
命を守ること。
いずれ失われるものでも。
いずれ失われるもの、だからこそ。
俺はもう、大丈夫。
守ってくれる人を、見つけた。
その人が、俺を見つけてくれたから。
大丈夫じゃない時は、大丈夫じゃない、って言うさ。
それが、命を守るってことなんだ。
お前の、生涯で。
他には、なにもしなくていいんだ。
みんな、みんな、そうなんだ。
それだけなんだ。
もう、新しい希望は産まれているんだよ。




