表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/1706

王の舞踏

 人家。


 の、前。


 今回の講師は、あらし


「もう分かってると思うが、これはただの研修期間だからな。【死の聖杯】を手にする【霊言師クラフター】は、年度ごとに一人だけだ」


「黙れハゲ」

  

「そんなこと言う奴だったっけ!?先輩ぞっ」


「そんなことより」


「おい」


「今回、俺が貸してもらう【本懐スタイル】は〜?」


「てってれ〜。【修繕ワイヤレス】〜」


「わ〜い」


「風を飛ばして、【救人キュート】を切り刻みます」


「やったぜ。超、強そう」


「強く使えば、強いぞ」


 で、


「民家?」


「そ」


 中で、大きな物音が聞こえる。


「おい」


 父親は娘が持ち帰ってきた袋に目をつけた。


「んだ、それ」


「たかしくんから……。バレンタインの、お返し」

  

「寄越せ」


「嫌だっ」


「はあ?誰の金で学校、行けてると思ってんだよっ」


「やめてよっ」 


「いって……」


「あっ」


「おい」


「ごめんなさい」


「ああ、もう、いいよ。たかしくん、イケメンか?」


「なんで、そんなこと聞くの」


「なあ」


「やめてよ」


「いいだろ……。今日、疲れてんだよ。いつもやってんだろうが」  


「やだ……。やめてっ」 


「んだよ。たかしくんのせいで大人になっちゃったか?たかしくんもさあ、これがやりたいだけなんだよ。こういうのが」


「やあ!」


「我儘、言うんじゃありません!」


 父親はズボンをおろし、怒張したそれを娘の眼前に突き立てた。


 そして、次の瞬間には床に転がっていた。


「え?」 

 

「親子水入らずに、失礼するぞ〜」


「は……。おいっ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


「なんだこいつ、近所迷惑だろ……」


 それから帝は、切断されたそれを拾い上げ、


「捨てるナニあれば、拾うナニあり、ってか。ん〜、【修繕ワイヤレス】ね。なかなかいいね、悪くない。よくもないけど」


 それから、父親の口に分離したそれを捻じ込んで。

  

「ひいっ」


「あ、娘さんは見ないでください。R18なので」


「んごっ」


「ん〜。おいちいねえ、きもちいいねえ。ほらほら、ちゃんとごっくん、しようねえ」


 それから、右と左に父親をぶった斬って。


「うん……。まあ、なんだ。餓鬼。いいか?たかしくんのハートは、お前が努力して手に入れるんだぞ?待っていても、なにも始まらないのさ」


「お……」


「お?」 


「お父さあん!!」 

 

 少女は、哀れに割られた父親の左半身に縋りついた。


 慟哭が止まない。


 あ〜。


 なるほど。


 そういう感じね?


 帝は、少女を見下しながら感想を呟いた。


「無様」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ