地獄の同窓会
蚕はチェロを弾いていた。
チェロって、どんなサイズ感だっけ。
まあいいや。
四重奏。
四重奏を奏でたい。
次世界の四重奏を。
でも……。
実際のこれは、死重奏だ。
やばいよ。
手が震えるよ。
脳汁、出っ放し。
ああ……。
先輩たちから学ぶ日々を過ごしていたかった。
いや、先輩たちは健在だけど。
なんつーか、
こう、
上ばっか見てるとさ……。
下に殺られるよ?
怖すんぎ。
だから、
横の俺たちは、仲良くしようね〜。
ね?
はあ……。
仲間がいる。
沢山いる。
でも、
そいつらの個性、強すんぎ。
そいつらのカロリー、強すんぎ。
死にそう……。
そして、
同じ先輩、目標にしすんぎ。
お手本にしすんぎ。
やばすんぎ。
でも、
オリジナリティの欠如を言い訳にしていられる時代をすぎた奴、多すんぎ。
やばすんぎ。
赤信号、渡ろうとしてる奴、多すんぎ。
連帯責任、やばすんぎ。
地獄の同窓会……。
ああ〜。
人間関係、ってさ。
最初は縦で始まって。
徐々に、横になっていって。
そんで、縦に戻っていく。
ああ〜。
早く、嫁さん欲しい〜。
でも、
嫁さん候補の個性、強すんぎ。
カロリー、高すんぎ。
ああ〜。
腹が減るぜ……。
死にたくね〜。
誰か、助けて〜。
ガチめにマジで。
でも、
頑張ってる奴を応援したくなるのは、人間のメカニズムだから。
俺を引き取ってくれる若人!
期待してるぜ。
まあ、
俺は穢れすぎて、応援したい奴が数えられるほどしかいないけんど……。
精神的実家、追い出されたくなかった〜。
ああ〜。
みんな、みんな、
強すんぎ。
壮大な規模の学園祭、やりすんぎ。
ああ〜。
マイノリティぶってる奴が集まるだけで、数、多すんぎ。
吐きそう。
死にそう。
うお〜。
ああ〜。
同窓会、して〜。
助けて〜。
もう、誰でもいいから助けて〜。
俺の消しゴム、借りパクした奴でもいいから助けて〜。
死にたくな〜い。
はあ……。
さて。
四重奏まで、残りは三人。
五人目以降は、死んでくださ〜い。
私、待つわ。
いや、やっぱそんなに待てない。
やばすぎ〜。
余裕ねえ〜。
ああ〜。
一緒の船、乗ろうぜ。
泥舟だけど、楽しさは保証。




