来栖夏芽先生「善逸は騎乗位、ロボコは69、炭治郎は後背位、伊之助はマグロ」
〜カバー株式会社〜
(追いかけっこをする百鬼と花譜)
百鬼(一人で花譜に勝とうなどと考えるなっ。桐生が復活するまで、ヒットアンドアウェイで時間を稼ぐのだ!!)
百鬼「おい、樋口楓!!協力しないのであれば貴様から殺すぞっ」
樋口「はいはい」
樋口(妹たちの前じゃないと、やる気が出ないんだよな……)
(そこに、ナナヲアカリが参戦する)
(ナナヲアカリがマイクを握る)
ナナヲ「ははっ、マジで殺せない!!」
花譜(こいつ……。ヰ世界が言ってた歌い手か)
ナナヲ「Vtuberのきしょいところ、一つ教えてやるよ」
(ナナヲ、本域の歌唱)
ナナヲ「いーっぱい、いるところ♡」
(同時に、天宮、樋口の連携によって、大量のVtuberが木っ端微塵に砕け散る)
花譜(ごめん、後輩のVtuber)
花譜(全員は助けられない)
花譜「その代わり、絶対に殺してやる」
百鬼(迷え、考えろ、花譜!!)
百鬼(貴様が許容できるのは、Vtuberではない歌い手に殺されるVtuberであって、自身によって殺されるVtuberではないはずだっ)
(百鬼、樋口、ナナヲの連撃は続く)
(回想)
角巻「花譜が最も実力を発揮できないタイミング、それがいつだか理解る?」
(谷郷の金でジンギスカンを喰べながら、角巻)
百鬼「勿体ぶらずに教えろ」
角巻「それはね、周囲を他のVtuberで固められた時だよ」
(回想、終了)
百鬼(周囲を凡百なVtuberで固められれば、もう貴様はマイクを握れない!!)
百鬼(貴様がマイクを握れば、貴様より弱い後輩Vtuberを鏖殺することになるからだ)
(沈思黙考する花譜)
(しかし)
(それでも、マイクを握る花譜)
ナナヲ「マジか?」
(確証はない)
(それは、花譜のみの実力を前提に始めた、前例のない大型コラボ)
花譜「組曲、開始」
(瞬間)
(神椿スタジオを中心とする、半径200kmに在住するVtuber、全てが意識を失う)
(その間、僅か0.02秒)
(たったそれだけの間隙で、花譜は呪詛師Vtuber、およそ二千人を鏖殺!!)
ころん。(なにかが花譜の目の前に転がってくる音)
角巻「獄門疆、開門」