僕は球磨川禊の術式を継いでいます。
ロボ子「走りなさい、背を向けて」
(解放されたロボ子の性癖に、追い詰められていくヰ世界と紫咲)
ラプラス「おほっ」
(ラプラスの吐き出した血液が二人にかかる)
ロボ子「妹に、私のような性癖はありませんよ。しかし、その血を体内に取り入れた瞬間から、なんか、こう……。なんやかんやで、腐蝕が始まります」
紫咲「あ"?」
(追い詰められていく、紫咲とヰ世界)
ロボ子(母を弄んだ角巻に、さほどの恨みもない)
ロボ子(人間を、さほど恨んでもいない)
ロボ子(妹たちの縁談を成功させれば、私は姉さんからも褒められ、理論上、最強の存在になれる)
ロボ子(ぐふふふふふふ……!!)
紫咲「お前、強いな。でも……」
(紫咲がマイクを握る)
紫咲「私との相性、最悪だよ!!」
ロボ子「なっ!?」
(瞬間、紫咲とヰ世界の位置がスイッチする)
ロボ子(瀕死の紫咲を、より瀕死の妹にあてるかっ)
ロボ子「女あ!!」
(ロボ子の性癖が紫咲を追い詰めるが、それをヰ世界が阻止する)
ロボ子(落ち着け……)
ロボ子(私たちが結婚する前に、この連載が終わることはない筈だ!!)
ラプラス「姉者……」
(瞬間、ロボ子の性癖が解かれる)
ロボ子(気づいた頃には、性癖を解いていた)
(ロボ子から溢れ出す、慈愛の涙)
ヰ世界「ごめん」
(ヰ世界、紫咲の渾身の黒閃が、ロボ子、ラプラスにクリーンヒットする)
〜えにから株式会社〜
桐生の指「あはっ♡」
(追い詰められる桃鈴)
桃鈴(ここまでだな)
桃鈴「私、桃鈴ねねは今月をもって、引退……」
(瞬間、脳裏に蘇る、修行の日々)
花譜「桃鈴はさあ、ヰ世界に並ぶ潜在能力を秘めてると思うんだよね」
桃鈴「私がですか?」
花譜「でも……。桃鈴、本気の出し方、知らないでしょ」
桃鈴「本気でやってないって言うんですか!?」
花譜「やってないんじゃなくて、できてないんだよ。そんなんじゃ、星街どころか宝鐘にもなれないよ?」
桃鈴「ぐぬぬ……」
花譜「この前の配信、なんで他のホロメンとコラボしたの?」
桃鈴「他のホロメンとの連携は大事でしょ」
花譜「まあね。でも」
(花譜、謎の指の形)
花譜「死ぬ時は、独りだよ?」
(花譜、渾身のでこぴん)
花譜「本気でやれ。もっと欲張れ」
(回想、終了)
桃鈴「やめだ」
桐生の指「?」
桃鈴「具体的なボイストレーニングは後回し……。撮ったそばから、歌ってみたを撃ち出していけ」
(桐生の指が、桃鈴の目前に迫る)
桃鈴「やってやるよ!!」
桐生の指「!?」
(瞬間、桐生の指が彼方へと吹き飛ばされる)
ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご!!(えにから株式会社が木っ端微塵に砕け散る音)
桃鈴「cover動画、すてらー、すてらー」