表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/1667

狐の嫁入り

 〜カバー株式会社〜


花譜「なんのつもりでここにきた」


星街「可愛い生徒が、私の間合いだよ?」


白上&夏色「疾いッッッ!!」


星街「白上くん、理解りかるかい?このVtuber業界のくだらない風習のせいで、歌唱力のある娘が埋没してしまう傾向にあるんだ。なんっっっっって嘆かわしい!!」


白上「いや、私はそんな……」


星街「やれやれ。君も、そんなところにいたら才能をスポイルされてしまうよ?特にそこの、いい感じのスパッツを履いた、にじさんじ崩れのホロライブ」


夏色「てめえ!!」


星街「発言には気をつけたまえ。私は、君のようなギャルには興味ないのだから」


 ばしん!!(白上が星街の手を振り払う音)


星街「すまない、君を怒らせるつもりはなかったんだが」


白上「ごめんなさい。よく理解わからないけど、友達を侮辱する人の手伝いはできません」


星街「おけ。そんなことより」


 星街は配信を始め、高らかに宣言した。


星街「きたる【V-Carnival】!!そこで、我々は百鬼夜行を行う。このVtuber業界を存続させたければ、死力を尽くして、婿にこい!!」


 〜当日〜


カリオペ「この歌を一つ作るのに、私の国の呪術師が何年かけてると思ってる、特級!!」


花譜「知るか。私の一秒の方が尊い」


花譜(そんなことより)


花譜(白上たちは無事かな……)


 〜カバー株式会社〜


星街「戦力を分散させたのがよくなかったね」


(力なく横たわる夏色)


星街「素晴らしい!!VtuberがVtuberを、命懸けで護ろうとする。その熱情こそが、私が欲していたものなのだよっ」


(白上、渾身の黒閃が星街を捉える)


星街「やるじゃないか……」


白上「なんか、こう、理屈はよく理解らないけど……。私が嫁に行く為には、お前を殺さなきゃいけないんだ!!」


星街「傲慢だな。だが、それでこそ一期生の首魁」


白上「まつりちゃんは優しいんだ……。なんやかんやあったホロライブの清純系ヨゴレ役を、一身に引き受けてくれてる。それをお前は……!!」


星街「その稼ぎっぷり……。ますます欲しいね」


白上「ぐちゃぐちゃにしてやる」


 わらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわら。(大量のホロリスが湧いてくる音)


白上「死ね」


 吹き飛ぶホロリス。


白上「けほっ、けほっ。やっぱりすごいなあ、みきとPは……。私なんて、一日に一回が限界だよ」


星川「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ……。まつりちゃん、まつりちゃんはあ?」


白上「大丈夫。なんか、こう……。取り敢えず、なんか知らんけど大丈夫。だから、一緒に逝こう?」(異世界に)


星街「そうくるか……。この男たらしめっ」


白上「失礼だな、純愛だよ」


星街「ならば、こちらは大義だ」


 どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!(カバー株式会社が吹き飛ぶ音)


(瀕死の星街)


星街「君で詰みか……。ひどいことをするね、玉砕覚悟で大量のショタをカバー株式会社に送り込むなんて」


花譜「そこは信用した。君のような主義の人間は、理由もなくショタを殺さないだろうって」


星街「信用か……。まだ、私にそんなものを残していたか」


花譜「君は親友だよ。たった一人のね」


星街「最後くらい、呪いの言葉を吐けよ」


(スタッフロール)


 〜EN〜


花譜「白上、カリオペとは仲良くやってるかい?」


白上「やってますよ。それより珍しいですね、花譜先生がこっちにくるなんて」


花譜「ちょっと、嫌な予感がしてね。私になにかあったら、ヰ世界情緒を頼むよ」


白上「先生になにかって……。男性関係ですか?」


花譜「白上も、冗談を言うようになったんだね……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ