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【】え て こ う な み の さ る し ば い【】

「竿役バトル漫画の構想も実は固まってきているので参考までに。西暦20××年◯◯都市ニッポン、深刻なおじさん不足によって飢餓状態に陥ったメスガキたちは異形の怪物と化して各地で猛威を振るっていた。かつてメスガキによって大切な仲間を失くした男が主人公で、もう二度と竿役には戻らないと決めていたがある日公園でモンスターへと変貌したメスガキ、即ちメスガ鬼に襲われているショタを助けたことから運命の歯車が回り始める。奴らはこんな年端のゆかない子供にまで手を出すのか……。絶望する主人公だったが助けたショタには竿役としてメスガ鬼を打ち倒すのには必須なマナの含有量が桁外れに多いことを知る。メスガ鬼は自らの脅威となり得るショタがおじさんへと成長する前に狩ってしまおうと考えたのだろう。メスガ鬼にも程度があり、おじさん不足によって脳の根幹が破壊されて人語を解さなくなった者もいれば己の意志でメスガ鬼になり確固たる理由で竿役を殺戮して回るメスガ鬼もいる。特に後者のメスガ鬼は知能犯的な手口でショタをつけ狙う場合も多く公安や警察と同じく治安の維持に努める公の竿役、国家竿役にとっても人格を残したまま鬼になった上級メスガ鬼の対応は急務であった」


「主人公は国家竿役の最終試験の途中で親友を失っている……。ショタは心配だが戦場への忌避感が否めない彼の元にかつて主人公が落第した試験に合格し若くして竿役省の事務次官にまで上り詰めた男が現れる。お前程の竿役がナニを燻っている?年々メスガ鬼の脅威は増し新しい竿役の育成は急務、お前が救ったショタも年相応にみんなを護るヒーローである国家竿役に憧れを抱いている……。あの事件で深い傷を負ったことは理解しているがこのショタのメンターとして最も適任な竿役はお前だ。違うか?……。主人公は思案する。片や落ち零れの野良竿役として日銭を稼ぐ毎日、目の前の男は国家竿役のエースとしてショタの貞操には欠かせない人物となっている……。メスガ鬼に奪われたものは竿役として奪い返すしかない。男はにわかに感じていた。野良竿役は人命に関わるような重大な任務を任されることはないが、偶然ショタを救った瞬間に掴んだ謎の手応え……。そして下腹部に燻る止め処ない衝動の塊を」


「たった一振りの刀で大切な全てを護り抜く。童貞一つ護れない奴にはなにも護れない。本来は対立する立場の筈だった竿役たちが背中を預け合い共闘する熱い展開は少年誌に堂々と載せられるレベルだと感じています。戦闘シーンでは元来メスガキを悦ばせる為に磨き抜いた竿役としてのスキルを駆使してメスガ鬼と対峙してゆきます。毒物を射出してくるメスガ鬼には感覚遮断させた片腕を切り落とすことで心臓部へと毒が回るのを防いだり、逆にメスガ鬼を狩るのではなく竿役としてのパワーで犯罪行為に手を染める闇竿役たちとの相剋もあって、彼らは人格移植で非人道的な実験を行なったり、人権破壊と常識改変で倫理観を壊し手下の竿役が倒れるまで戦い続ける兵士として利用したりしています。NTRというのは平素な言葉で言い換えれば合従連衡、敵が味方へ味方が敵へ……。武士の世でも公家の世でも連綿と続いてきた人類の営みであり、催眠にかかり敵に寝返っていたと思われた竿役が実は自分の意思で謀叛を企てていたり、それすらもフェイクで二重三重のスパイ合戦が勃発したり。メスガ鬼が強くなる度に竿役たちも腕を磨き、時に対立し、時に切磋琢磨しながらショタ暗黒の時代と呼ばれるメスガ鬼全盛の世に希望の光を灯していきます」


「主人公が助けた運命のショタはなんと転生の女神によってショタと化したかつてのメスガキであり、彼(彼女?)はショタでありメスガキ、同時に成長すればおじさんで竿役でもあるという世界にとっての特異点となりストーリーを大きく動かしていきます。俺氏がHENTAI界隈を嗜んでいて感じることですが竿役のスキルというのも日進月歩であり、それらを柔軟にバトル描写へ落とし込んでいくことで長期連載にも耐え得る将来性が担保されるのではないかなと考えました。メスガ鬼と化したメスガキの中にはおじさんの魂が強制的に形を変えられた存在もいて、主人公が死んだと思っていたかつての相棒もメスガ鬼と化して生きているのでは?メスガ鬼を元の人間に戻す方策はあるのか?というのも中盤以降の見どころになってくると思います。ただ、一度メスガ鬼になった人間はショタを食糧としか認識できず、平常な社会生活に復帰するのは極めて困難だと言われていますが……」


「何故、竿役氷河期と呼ばれる深刻なおじさん不足が到来してしまったのか。メスガ鬼たちは古来よりの呪術的な要素で鬼へと変貌したと見る学者もいますが真相は未だ不明。地球を侵略しようとする外来生物の仕業だとする説もあります。外を歩けばメスガ鬼に捕捉され、竿役の同行がなければショタが安心して学校に行くことも叶いません。国際社会にはメスガ鬼こそがメスガキのあるべき姿であり、永い人類史の中でメスガキたちは本来の欲求を抑圧されたまま生きてきた……。それが漸く解放された存在を狩るなんてあんまりだ!!という宗派もあり、国家権力や武力を行使してメスガ鬼を駆逐するという構想もありますが実現は厳しい……。だがショタたちも日を追うごとにおじさんへと近づき、人類が反攻に転ずる日もそう遠くはないのかも知れない。次にイク漫画大賞(竿役部門)ノミネート候補寸前の超話題作がいよいよ本邦初公開への船出を意識し始めた……。君はこのクルった世界でナニを護りたいんだい?」


「」

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