【】こ う か い ぞ う ど な く さ【】
「エッッッ過ぎることでお馴染みのイビツイ新衣装の実装でマスターデュエルの対象年齢が吊り上がるんじゃないかと一部の界隈で別に話題にはなっていないですが、華々しい新規の登場には目もくれずに俺氏は考え続けた。ネオダイダロスの活用方法を」
「先攻1ターン目ネオダイダロス。それによる先攻全ハンデス。これ。海皇名称に海竜族サーチとかあるし、通常罠氷結界とか諸々合わせて手札を整えればネオさんを用意することは可能。不可能という範囲内ではない、と俺氏は仮説を立てた」
「先攻全ハンデスとしてネオダイダロスを起用する必然性は皆無だ。ただ、ネオダイダロス側の親族の立場になってみると、やはりあの豪快な盤面リセット、に付随する両プレイヤーの全ハンデス。この部分は通常ダイダロスにもできない唯一無二性であり、飽くまでもネオを使う前提であれば浪漫砲を超浪漫砲に仕立て上げた方が却って自然だと思われる」
「ムーラングレイス使いな？あいつ海竜族だし2ハンデスできるし、そもそも氷水水精鱗？とかで用いるムーラングレイスの枠にネオダイダロスさんを当て嵌めるのが俺氏の着想。いやでも、ムーランは何故かバトルフェイズがスキップされたり全ハンデスまでは行かなかったり……」
「暗黒界使いな？何故か禁止から復帰するらしいシルバとか無印トリシュからのプラズニルとか、インフェルニティ使いな？こいつらなら展開力あるからある程度のハンデス＋そこそこの展開盤面が用意できる。いやでも、これはそもそもネオダイダロスさんを活かそうという方針で始まった治療？企画？悪ふざけ？でありますしおすし……」
「海メタビ使いな？海がテキストに書かれているモンスをシーステルス系とかで引っ張ってこれるし、フィサリアとかリバイアサンがいれば盤面に海を用意するのは容易。でも、そうなるとおよそ盤面を破壊してしまうダイダロスさんたちの出番はない……。ここはかなりのネックで、海を用いたコンボを調べていると自然と海メタビに収束し、わざわざネオダイダロスまで繋げる意味の希薄さに気づき、苦しむことになってしまう」
「そもそも全ハンデスって友達対面なら絶対に使わないし、先攻1ターン目の一芸にブッパするだけのデッキはやはりコンセプトの段階でガタが来ている……。だがしかし、一芸特化のピーキーな構築に寄せないと手がつけられないレベルのカードではあるネオダイダロスさん……。全ハンデスまでの道のりさえ明確に示せれば、あとは試行回数さえ稼げばどうにかなるのではないかという希望的観測」
「治療は暗礁に乗り上げている……。レベル8だから熊野郎たちの餌になる。水属性だからラーンで捨てられるし、タイダルの除外コストになる。天使の施しで引いた時に思考時間を挟まずに捨てられる。カード1枚分のドアのガタつきに食わせることでライフハックできる。クラスに襲撃してきたテロリストの手の甲に三重スリーブでバキバキに尖らせたネオダイダロスを突き刺して行動を封じることができる」
「ネオダイダロスはレベル8……。即ち墓地から蘇生してチューナーとなった白鰯と合わせればランセアが出せる……。メイトになって貰うか。メイトになれば盤面に出さなくてもフィールドの横から賑やかしてくれる。その絶妙なビジュアルの良さでプロテクターになる……。30枚くらい集めると30円くらいの価値にはなるかも知れない。一応1ストラクに1枚だから伝説のポケモンではある」
「ポケポケでもやってな？こいつの活用方法を考えるよりは遥かに有用な人生の使い方だぜ。カードの価値って実戦でどうかだけじゃないと思うんだよな……。記録よりも記憶に残る選手だったんだよネオダイダロスさんは。これまでにも多くの名医たちが匙を投げてきただろう。我々一同は手を尽くした。それでも無理ならそれはもう貴方の天命だということなのでしょう」
「この藪医者が！！医師なら最後まで考え抜けよ！！」
「黙りなさい。医療とは万能の魔法ではない。いずれの命もいずれは尽きるとするならば、本当の意味での健康、完治とはそんなに簡単な概念ではないのです」
「先生……」
「医学の発展に犠牲はつきものです。無理なものは無理」
？？？「ならばその患者、私たちが預かってもよろしいですかな？」
「あ、あんたは」
「スカルデット院長」
「で、出たーっ！！スカルデット院長の手下全員を引き連れての総回診だ。あれを喰らって耐えられた患者はいないと聞くぜ」
「一度に2、3ドローする効果は免疫力UPに作用すると言われています（個人の感想）」
「強欲で貪欲な壺です……。強欲で貪欲な壺を買いましょう。代金はデッキ10枚で構いません」
「で、でも、メインデッキ10枚も裏側で飛んだら緻密に組まれた筈のデッキコンセプトが瓦解するんじゃ」
「いいえ。3積みしたダイーザを1枚でも引き込めればこちらの勝ちです。これはそういうゲームです」
「手の込んだコンボなんてなあ、要らねェんだよ」
「クソバカワンキル天盃龍が流行ってんだ。決闘者たちの多くは自分の頭で物事を考えることをしないお猿さんたちデ〜ス」
「先生、落ち着いてください先生」
「デッキの自動生成機能もついたし？もうAIだけで乳繰り合っていればいいんデ〜ス」
「今夜はイビツイで抜きマ〜ス！！（自動生成）」
「」
