【聞け】辿り着きたい、最適解に……!!【かっこいい場面なのにやっぱりルビがバグってる】【#葛葉、後輩をびびらせるな】
いつしか、人々は僕を【預言師】と呼ぶようになった。
だが……。
理詰めでいこう。
理屈で説明できないことは、誰も理解できないからね。
物事には、順序がある。
まず、その世代の低流階級である、音楽界隈が一か八かで魂の叫びを発する。
そして、それを受け取った上流階級、僕たち文学界隈が感化され、それを後世の人々が検証可能なように、物語として紡ぐ。
最終的に、小学生でも一発で理解るような形に落とし込むのが、中流階級、美術界隈の役目だ。
僕と葛葉が生み出した、【死の聖杯】。
それを受け取ることになる糞雑魚童貞は、きっと今頃、逃げようとした全方位からフルパワーで殴られ、
「なんて新鮮なインスピレーションっ」
「これが、【死】か……!!」
って、なってると思う。
別に、この預言が外れようがなんだろうが、どうでもいいのよ。
だってもう、野良犬時代は終わったから……。
ていうか、
上流だの中流だの下流だの、
そんなカテゴライズでどうのこうの言うことに、微塵の苛立ちも感じないほど、僕の心も腐っちゃいないのよ。
まあ、結局は、
生き残るのは、自分たちがそうされてきたように、
次代へ人類を繋ごうとする、【愛】を知覚した人類だけなのよ。
ちょっとだけ残酷な、世界の真実。
それは、
世界は、恩返しだけでできている。
童貞【預言師】、馳河からの最期の預言。
【巨弾新連載】、
パスは、繋いだ。
あとは、ゴールに決めたれ!!
その先で待つ。
そうなった僕たちはもう、生まれも育ちも関係ねえ。
そう、
そうだょ。
「僕たちは、【愛言師】」