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【】ま わ た で く び を し め る【】

「やはりシンクロ組は手強いな……。圧倒的な6億ポイント。別にどれだけ伸ばしても追加の報酬とかないけど……。持ってないデッキをシバけるのは単純に楽しいってことで」


「蕾禍ビートルーパーは本当にマジで良いですね……。普通にこのレシピに寄せて組んでみて、あとは実戦のフィードバックで調整する感じでイケそう。展開力の補助って意味でも混成するのはビートルーパーが最適かも」


「雰囲気がcoolなのも高評価だ……。個人的に世界観とのシンクロ率は重要だと思っていて、首狩舞の斬撃で強豪たちの首を刎ね飛ばすイメージがすごいしっくりくる。テンパイフェスは一つでも多くの天盃龍の首を持ち帰った者に特別な褒誉があると聞きましたが……?」


「(褒誉って熟語が変換で出てこないのなんなんだよ……。Googleさん?iOSさん?だかなんだかの知能の程度が知れてしまうぞこれ……)」


「環境憎し……。即ち与党を扱き下ろすことでしか存在意義を示せないような木端テーマに相棒の座は任せられないですからね〜……。その点、蕾禍には確かな実力を感じ取ったので次に組むテーマ大賞2024autumnの受賞に相成ったワケでございまする。他の木っ端微塵テーマたちも見習って欲しいですね」


「カジュイベとはいえ、シンクロ、リンク両陣営で10000pt近く稼いでると肉体的疲労が……。降格昇格がないんで精神的負担はまるでないが。そんな大変な状況にあって側で支えてくれる存在、決闘者にとってそれは常に仲間デッキのことを指し、知らないレンタルデッキでもいつの間にか信頼関係が芽生えているというもの……。これって一種の吊り橋効果なのでは?」


「思えば前回のイベで熊野郎たちに魅入られたのも同じような理由かも知れない……。でも仕方ないよ。本当に苦しい時に寄り添ってくれるのは、遠くの彼ピより近くの竿役と言いますからね……。ヤリモクならヤリモク同士、真剣交際なら真剣交際同士でマッチングできる仕組みが大事なのであって、それぞれのスタンスが非難されるものではないとおじさんは思いますけどね」


「令和のコンテンツに求められるものってなんだと思いますか?コンプラ?ポリコレ?いいえ、ケフィアです……。もとい、ほっこりという心温まる感情ですよね。令和になってから明るいニュースってありますか?一つもありませんよね?これってなんのせいだか知ってますか?全部天盃龍って奴らの仕業なんですよ」


「眉唾な都市伝説や陰謀論、それを鵜呑みにするような輩は馬鹿だと教わってきたでしょう……。しかしですね、その教えそのものが馬鹿の一つ覚えだとしたらどうでしょう。常識や通説、それを一度疑ってみることをしない猿どもには理解らないでしょうね。俺氏たちマイナーテーマ使いの矜持が!!」


「あなたのそのテンパイ、本当に必要ですか?お友達が持ってるからという理由で買い与えても、数ヶ月後には飽きて見向きもしていませんよ?そうです、一夜にして築かれた王国は一夜にして滅びるのです。yesデュエリストnoテンパイ、テンパイ憎んでお相手憎まず。我々は敢えて環境へと牙を向くことによって、ともすれば殺伐としがちな対戦環境にほっこりという感情をお届けしたいのです」


「この崇高な理念が伝わっていますか?」


「環境なんて握ってる奴には理解できねェだろうなあ!!」


「新弾年末箱ターミナルワールド……。紙の方でもかなり色々新規の情報が出てきている……。どうせ、どうせスミスユベルスネークアイとかを大幅規制しても次なるマリスライゼオルたちが環境を荒らしてるんだ……。どうして争いを繰り返すんです!?決闘者たちは歴史からなにも学んでいない!!」


「強い=新しいでいいんですか!?これではいつまで経っても資産ゲーだ」


「あなたもテンパイ、あなたもテンパイ」


「環境なんて握ってる奴は友達少ないし胃も腐ってる」


「な〜にがカドショ経営だ、遊戯王祭りだ……。デュエルは命のやり取りが伴う神聖なる儀式……。片手間で首を突っ込んでいいものじゃない……」


「女子供はポケカでもやってろッ」


「現実のカードゲーマーにギャル好みのイケメンはいねェよッ」


「もうやめて、もう一人の俺氏」


「HA⭐︎NA⭐︎SE」


「優しい心を思い出してくれ」


「やさしい、こころ……」


「俺氏にも、そんなものがあったのかも知れない……。けどよォ、そんなんじゃ生き残れないんだよ。コイントスが終われば生命タマの奪り合い。それがデュエルってもんだるォォん!?」


「可哀想に……。戦いの中で深いトラウマを負ってしまったのね」


「ぉぉぉぉぉぉん……。ぉぉぉぉぉぉん……(呻き声)」


「ここで、介錯して差し上げるのが優しさかも知れませんね」


「もうもう一人の俺氏」


「きひひッ……。首斬りかぁ?だったら俺氏にやらせてくれよ!!」


「もうもうもう一人の俺氏」


「俺氏の中の人格たちよ聞いてくれ」


「まだ話し合いは尽くされていない」


「だ」


「誰だ、お前は……!!」


「」

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