【】せ ん げ つ ま つ【】
「ベアルクティvsラビュリンス(ランク戦)。お相手はあらゆる時代に存在する全ての通常罠を支配下に置くラビュリンス。ルンペル・トイフェルも実質的にラビュ新規みたいなとこある。妨害としてはその都度飛んでくる破壊やバウンスで、除外や無効化、封殺を(基本ギミックでは)してこないだけまだ戦える相手という印象。とはいえ、ゲームエンド級のえげつない通常罠を容赦なくセットしてくるので注意が必要……」
「実はこのデュエル中、ドルイドヴルム素材で闇デッキを開かれた時点で完全に心が折れていたんですよね。心が弱ェ熊なのだ。いや、リソース確保の基点となる魔法カードを全部割られて折れないYP(遊戯王プレイヤー)の方が少ないと思うんですけど……。しかし当方60枚ベアルクティ、テーマ内の明確な強みであるラディエーションの7ドローを生かす為、勝ち筋は外部ギミックに丸投げしてそれを連続ドローで引き込む戦法を採用しております。そうですね、圧倒的救世主ランセアさんの出番です……」
「の前に、ここで当デッキの基盤となるライティレフティのギミックをご紹介。ライティ・ドライバー(レベル1チューナー)でレフティ・ドライバー(レベル2非チューナー)をリクルート、そしてレフティを墓地から除外してライティをサーチすることで粘り強く戦うことができます。これが実際強い。その為ライティレフティは3積みずつ。ライティと7熊でドラガイト、レフティと8熊でバロネスやランセアが立つ以外にも、2体でそのままポラリィ系も出せる。しかもNR。フェスのレンタル構築時点から気に入っていたが、熊を握るなら個人的にこれは外せないね(ベアルクティ使い二十代男性)」
「話を戻そう。お相手はラビュ。どう足掻いても激戦になる感じが全盛期のエルドリッチを彷彿とさせるが、白銀の一族はテーマとしての生存能力も異様に高い。ラビュでよく使われる通常罠は粗方脳裏に浮かぶのだが、乗り手の好みで意識外からの一撃を用意することも容易。関連カードを眺めているだけでは対策できない相手を前にすると、想像以上に思考のリソースを割かれるしプレッシャーがあるもの。しかもこちらが動く度に家具がチェーン、従者がチェーン、罠がチェーン、姫様がチェーン、もうないと思った時に墓地からチェーン……。藍しゃまもドン引きなチェーンの波状攻撃」
「最初こそ相手の墓地をガン見して警戒していたが、途中から脳が追いつかなくなって発狂。白銀さんちはリソースが循環し始めるとなかなか倒れないし、全ての手数(チェーン)を断ち切ることは諦めて半ばヤケクソでランセア召喚。なんかどうにかなれの精神。ドラパニからアグリゲーターを落としてランセアを無効化されるが、墓地に送られた状態までは無効にできなかった模様。除去に呼応してランセアの効果を発動、S召喚扱いで還零龍。場にいた姫様たちを一気に除外するが、まだまだ墓地で色々と動いてくるお相手。こちらも開き直って第2round突入」
「迷宮城で還零龍を破壊されるが、更にそこから歴戦個体の無印トリシューラがこんにちは。相手盤面に凍てつく波動を放ちながら、祖龍にも匹敵する驚異のATK3300で威圧。地獄の氷龍マトリョシカが決まったところで、前述したライティレフティの継戦能力が光る。ベアトロン(融合体の船)を救えると信じていた頃の名残でビッグディッパーは2積み、ポラリィ効果でそのまま発動するから闇デッキもすり抜けられるし、こういう長期戦があるからベアルクティSは2積みずつが安定なんすね……」
「再三のポラリィから再展開し、メガポーラ、シャリオで相手のバックを執拗に叩き割る。驚異的な粘りで何度も何度も罠を伏せるが、何度も何度も叩き割る。序盤こそラビュリンスの手数(というかチェーン)の多さに混乱したが、なんということはない。相手が100万回動いてくるなら、こちらは100万回対処すればよいのですね。勉強になります。最終的に偶然墓地に落ちていたエルドリッチさんが罠デッキの主役は俺だとばかりに現れ、リーサルを取ってくれました。8ターンに及ぶ激闘……。対戦ありがとうございました」
「デュエルスタミナをごっそり持っていかれた……。相手の動きを把握し切れないと常に裏目を踏んでいるような気がして生きた心地がしない……。熊野郎たちは何故勝てたのでしょうか。気づいた頃には周囲が荒れ果てた凍土と化しているこの感じ、やっぱり俺氏はトリシューラなのかも知れない」
「」