【】と も ぐ い【】
「う、う〜ん……」
「ここはまさか……。異世界!?」
「マスターデュエルをしながら寝落ちしてしまっただけで転生してしまうなんて、ここはどんな異世界なんだ?」
「きゃあ〜!!」
「ぐへへェ!!こいつは上玉だぜぇ」
「あ、あれはここぞとばかりにオークに襲われているエルフの女」
「だけど、俺氏にはマスターデュエルの記憶と謎のデュエルディスクしかない」
「どうやって戦えばいいんだ」
『ボクを使って!!』
「そ、その内なる声は」
「増殖するG!!」
「そうか……。異世界のリミットレギュレーションに増殖するGは存在しない。この世界でのデュエルなら俺氏は一方的にアドを得ることができるんだ」
「ぐへへェ〜……。そこのお前、なに見てやがる。文句あるなら俺様とデュエルしな」
「お、お逃げください勇者様。このオークには県大会BEST32まで進出する実力があります」
「おいおい……。困ってる人を放ってはおけない。それは俺氏の一族に伝わる厄介な性分でね」
「勝負だオーク!!俺氏が勝ったらお前の金でパックを剥かせて貰うぞ」
「上等だ……。新規のアロマ、イラスト良いよね」
「(いい……)」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「昇渦雷塵拳!!」
「ぐ、ぐわああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ありがとうございます勇者様……。こちら、町の特産品のレガシーパック10連セットでございます」
「ゴミじゃねえか……(ありがとう)」
『ねえねえ親分、次はどこへ行くんだい?』
「ん?次……。次か」
「増G。俺氏は世界を獲りに往く」
「俺氏しか増殖するGが使えない世界……。ここで、俺氏は最強の遊戯王ラーになるんや!!」
『ちゅん、ちゅんちゅん(小鳥が囀る音)』
「う、う〜ん……」
「ここは異世界?」
「参ったなあ、マスターデュエルをしながら寝落ちしてしまっただけで転生してしまうなんて」
『よお嬢ちゃん。目覚めはどうだい』
「そ、その声は」
「墓穴の指名者!?」
「」