表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1279/1678

【】か ん と く ふ ゆ き と ど き【】

「勝てる筈がないだろ……。こんな安いデッキじゃ……ッ!!」


「普段握っている海晶乙女デッキのSRUR比率は40枚中32枚だった。一般的なセンチュリオンのレシピを見ても大体同じくらいの枚数。それがベアルクティはどうだろう?融合体のベアトロン(船)を採用した型はテーマ本来の持ち味が出せるという意味では満足しているが、これならダイヤチャレンジができる……ッ!!という手応えは得られていない。そしてこのデッキのSRUR比率は40枚中19枚。半数以上がNRという驚異の数字である。ペイトゥウィンを肯定したいワケではないが、仁義なきランク戦に持ち込むのが前提ならいくらなんでもこれはナメてる。ちなみにベアルクティ内のカードだけでこれ以上レアリティを上げることはできない。はにゃあ〜?」


「増Gうらら墓穴MAX投入でこの割合だし、四捨五入すれば完全無料みたいな紙束で勝てない勝てない言ってるのは、それは流石に運営もキレていい。なんの為にデイリー報酬やイベントのジェムがあると思ってるんですか?というレベル。海晶乙女にだってNRの娘たちは沢山いるぜ?だが、ほぼ抜いた。勝てないから。マンダリン、シーホース、スリーピーメイデンは見込みがある。他は駄目だ。自ら特殊召喚してリンク値を稼ごうという気概のない奴に現代環境はあまりにも厳しい。振り返ってベアルクティを見てみよう。ポラリィを出したり、展開の大事な部分に必ず絡むレベル8の熊は全員NRだ。ナメてるだろ、これ……。しかも仲間がいないと仕事できない木偶の坊ばかり。相手ターンを凌ぐなら守備表示で出したいが、謎のこだわりで8熊の守備力は700で統一。キレそう」


「手札を1枚投げ捨てて登場する最上級モンスター?現代でそれが許されるのはディアベルスターくらい有能な奴だけなんだよな……。攻守のバランスもいい。一人でアドを稼げる。加えて顔がいい女。自分のことを黒魔女と思い込んでいる熊野郎集団なんて狂気の沙汰だよ……。丁寧に使ってもなかなか勝てないデッキで雑に使ってもそこそこ勝てるデッキと戦う。精神を病みますよ?」


「同期の溟界やドレミコードを見てみろよ。純構築なんて殆ど存在しないがそこそこ強いデッキのギミックとして活躍してるぜ?ベアルクティよ……。お前が勝てるデッキに対して提供できるものはなんだ?ダークシンクロとかいう無駄に複雑なギミックのせいで、最大のエースであるセプテン=トリオンの汎用性はほぼゼロだ。安易に出張させないぞという公式からの意思表示なんだろうが、勇者を勇者テーマとして認識しているプレイヤーがどれくらいいると思う?既にセンチュリオンやホルスを握っている人が、デッキパワーを落としながらファンテーマを拾い食いして楽しむ。その分にはほぼ無料だからベアルクティは最高だろう」


「だが、ベアルクティをベアルクティとして勝たせるにはそれでは足りない」


「汎用性が一切ない意味不明なURを血を吐きながら生成する必要がある」


「なんでわざわざ現代遊戯王に来たの?ちゃんと現代テーマの一員だよね?地方や地元にだって働き口はある。どこの業界も人材不足だ。記念受験のつもりで環境デッキと戦おうというのならやめた方がいい……。中途半端な才能に驕って、熾烈な競争に振り落とされて再起不能になる連中は腐る程いる。セプテン=トリオン先輩つえぇ〜(笑)くらいのテンションなんだろうが……。確かに彼は強い。だが、それは環境の一線級で戦っているデッキではサブのサブのエースくらいの立ち位置に過ぎない。ワンチャン、刺されば相手を詰ませられる。その程度のエースモンスターなんて五万と存在するんだよ」


「なのに、ある程度ベアルクティを採用しないとセプテン先輩に辿り着けない?完全汎用でも積むかどうか怪しいレベルのハリボテ野郎の為にデッキスロットを削れと?」


「厄介な起動効果のある融合モンスターを相手が出してくるとして、それを呼び出すであろう融合魔法の発動にチェーンしてメガタナスの自身を特殊召喚する効果を発動、2体が着地したと同時にメガタナスの召喚時効果で融合モンスターを裏側表示に……。ここまでしないと相手を妨害できない。8熊たちの妨害は全てワンテンポ遅れていて、やばい、の段階で動き出しては手遅れだ。やばそう、の段階で見切り発車しないといけない」


「なにこれ?強いテーマの中では比較的テクニカルで〜……。とかいうアレじゃないからね?半歩先の展開を看破する特殊技能が必要なのに大して強くないからね?盛大になにも起こらない。粛声のローガーディアンを見てみろよ。簡単に立てられる万能無効がテーマ内にあって、やばい、の段階で動き出してもそこそこどうにかなってしまう」


「プレイングを磨き上げればプラチナ5をプラチナ4に上げることはできる。プラチナ5をダイヤ5に上げる為には、使うテーマを選定するところから考え直さないといけない」


「ベアルクティは、まず弾かれる泡沫候補だ」


「マスターでもやれるテーマの金魚の糞と化すしかない」


「今月はデュエルパスが切り替わる……。実は、まだ有力そうな型をカード資産の都合で試せていない。もし、それを試しても駄目そうだったら……」


「……」


「……」


「アラメシアの儀って、転生できるらしいですよ?」


「」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ