【】ら い む ぎ ば た け で つ か ま え て【】
「(※ベアルクティについてしか書いてません。もう楽にしてくれ)」
「ベアルクティはレベル7以上のモンスターを手札からリリースしないと特殊召喚できません。最低限の展開をするにはレベル7の熊とレベル8の熊を両方揃える必要があり、それそれが手札コストを必要とするのでここまでの手札消費は4枚。初手5枚のうち4枚がレベル7以上のモンスターでないと行えない動きで、途中で僅かな妨害を喰らうと死にます。そこからレベル7の熊と8の熊を墓地へ送ってレベル1の小熊を捻出し、更にそこからもう1体の8熊を呼んできて、更に更にそこから小熊と8熊を墓地へ送ってエース級の熊が着地します。しかし、エース熊(セプテン=トリオン)の持ち味であるEXの封殺は不完全であり、シンクロ・融合テーマには素の動きで突破されるし、そもそもEXに依存しないテーマにはまるで刺さらず、北斗七星がモチーフらしいベアルクティには攻守どちらかが700で統一されるという謎のこだわりがあるので、守備700で戦闘・効果破壊や除外などへの耐性が一切なく、普通に対象にも取られてしまうセプテン=トリオンは極めて貧弱です」
「エース熊を呼ぶ為にほぼ全ての手札コストを消費しているので、セプテン=トリオンの横にもう1体並べるのも一苦労です。初手5枚が展開途中で3枚になり、最終盤面には1体しか残らないというのが単純計算になります。こうしたデメリットを補う為の効果は沢山あるのですが、KONAMIがベアルクティにやらせたい展開とは上記の通りであり、あとは君たちの介護でどうにかしてあげてね(笑)という態度には純粋な殺意が湧いてきます。もういっそ、この熊たちの息の根を止めて楽にしてあげた方がいいんじゃないか?無意味な延命治療を続けても……。そういうメンタルになります。精神を病みます。なにを警戒してこんなスペックにしてまったのでしょうか。セプテン=トリオンの封殺効果を恐れた?4:1交換で出てきて1:1交換で処理されるハリボテの熊公が?散々ネタにしている以上はランク戦でちゃんと使おうと思い、使えば使う程怒りと憎しみが募ってきます。どうすればよいのでしょう。カード資産が揃ってないから〜……。という言い訳がいつまでも通じるとは限らない」
「ラディエーションの7ドローは確かに爽快ですが、手札2枚を消費してモンスターを出し、それから1枚引いているので結果的に手札は増えません。というか全然減ってます。ラディエーションで次なるベアルクティかレベル7以上のモンスターが引き込めないと展開が滞ります。ラディエーションにアクセスできない初手なら殆ど即サレするレベルです。これがないと即サレ〜……。というテーマはベアルクティだけではないのでこの点はまだ耐えられるのですが、数多の祈りを通して築いた最終盤面があまりにも貧弱、というのが純ベアルクティにおける最大のストレスかも知れません。せめてリソースは増えてくれ」
「ベアルクティはシンクロしないので蘇生制限を満たせません。頑張って築いた先攻盤面が吹き飛ばされたあと、墓地に残るのは再生不可能なガラクタの山です。トップ解決もできません。ベアルクティは最低でも2枚からじゃないと出せないし、1体だけ出したところでどうにもならない。レベル8の熊は単独では仕事ができず、内包する効果はサイクロン、月の書、D.D.クロウです。一応後攻0ターン妨害もできますが、手札4枚を使って出せる効果はサイクロン、月の書、D.D.クロウです。それなら普通にサイクロン、月の書、D.D.クロウを積んだ方が良くない?セプテン=トリオンのEX封殺が不完全なら、そもそも特殊召喚すらさせないパキケファロ、ジョウゲン、結界像とかで良くない?彼らは手札1枚からセプテン=トリオン以上の制圧能力を発揮する。戦闘で突破されるが、展開される前にバトルするので1ターン延命できる。相手によってはそれすらできずに詰む。セプテン=トリオンもたまに封殺できるが、費やす手札は4枚の計算なので非常にコスパが悪い」
「ちなみに、下級がいないベアルクティがパキケファロ、ジョウゲン、結界像を出されると詰みます。突破する為に下級を積むと事故率が上がります。レベル7以上のモンスター以外は基本的に事故要因なのです。強いて表現するならベアルクティは4枚初動です。7熊+手札コスト+8熊+手札コスト=セプテン=トリオン。ミクポーラやベアトロンのサーチがあるのでもう少しマシですが、実戦においては相手の妨害を喰らうのでかなり苦しい。ならばこのターンは温存して……。なんてやってられる余裕はベアルクティにはありません。トップ解決が存在しないからです。1枚初動が13枚で〜……。みたいな話を聞くと???と思います。4枚が2枚に、2枚が1枚になるのが当然なベアルクティは、ラディエーションを貼れば2枚が2枚になる(可能性がある)ので大盛り上がりです。ラディエーション自体のポテンシャルは1枚が7枚。やはり馬鹿げていますが、ベアルクティ界隈ではこれを使ってようやくイーブンなのです。みんなが同じ世界を視ているとは限りません」
「特定のマイナーテーマに苦しめられている決闘者は、同じ境遇の人々に巡り合う機会すら与えられず孤独を強いられています。自分が使いこなせないのがいけないのかな……。このゲームは向いていないのかも知れない。連敗していると本当にそういうメンタルになります。これら全てを根本的に解決する為の処方箋は、そもそもベアルクティを使わないことです。このテーマが抱える基礎疾患の重大さは理解して貰えたでしょうか?これはまだまだ序の口です。ベアルクティの絶望はこんなものではない。俺氏がベアルクティを握る合理的な理由はあります。試合数をこなすとなるとダイヤチャレンジができれば満足で、海晶乙女ではダイヤを達成したので別のテーマでプラチナ帯を戦いたい、という理由があるからです。あの日、その場の勢いでベアルクティを組まなければ……。捨てても捨てても戻ってくる。これは呪いかも知れない」
「ポラリィが不気味な人形に見える」
「というか、誰かに見られているような……」
「いや……。気のせいか。もう駄目だ、疲れてるんだ。ベアルクティ研究はまたあとにしよう」
「おやすみなさい」
「……」
「……」
???「……」
「」