【】ろ い こ く ろ り で ぃ う む【】
「ゴーティスのキモはアスカーンを絡めた除外を適切に飛ばせるかどうかだね……。最果てのゴーティスは飽くまでも奥の手or威嚇で、除外されても戻ってくるアスカーンを主軸に毎ターン除外で妨害。相手の除外戦術にも耐性がある。世界観が綺麗なのは最&高だし、水属性の足回りは揃ってるからレンタルデッキを参考に組めばワンチャン……」
「氷結界もにわか知識で握ってみたが、相手のシャーク、アーマード・エクシーズデッキを圧殺してしまった……ッ!!雑に展開してもこの威力。若干の恐怖を覚えつつも、自称トリシューラの俺氏がこれを使わない手はないのでは?という考えが頭を擡げる。レンタルデッキを見る限りSRURはかなりの量だぞ……!?だが、それに見合うだけの破壊力が確実に秘められている。氷結界は背景ストーリー的にも気になってるところだし、取り敢えずいまのセレクションでパーツを揃えて……。いやいや、それはあまりにも運営の思う壺では?理由のない再放送はない。イベントは商品の販促の意味合いが大きいのは当然であり……。ランクマのモチベがそこそこ高いから、海晶乙女、ベアルクティでひと暴れしたい欲もある。レート戦ができて全体のレベルが底上げされてるだろうし、デュエルする、反省材料を整理する、またデュエルする……。この試行錯誤の繰り返しは想像以上に楽しい」
「嗚呼、魅力的なカードが多過ぎて目移りしてしまう……。こんな時、俺氏は一体どうしたらいいの〜!?」
???「CPがあればデッキが組めるけど、ジェムがあってもデッキが組めるとは限らないっぴ!!」
「!?」
「いや、その通りだ……。俺氏がベアルクティを組んだ時。それはデュエルパスの切り替わりで大量のCPがあったタイミングだ。地道にデイリーをこなし、マスターパック(通称:闇鍋)を剥いて出てきた知らないカードを楽しむ。という牧歌的なMDをしていたから、(俺氏基準で)使わない高レアを砕いてCPに還元することができた……」
「デュエルの経験値はデッキではなくプレイヤーに蓄積される」
「蟹イベントだったエクシーズカップに苦しめられた思い出も無駄ではない……。筈」
「なんせこのゲーム、無限にテキストが増えていくからどこかで脳の容量をぶち広げないとやってられない。トッププレイヤーは法律家みたいな勉強をしているとか、いないとか。永遠に解き終わらない計算ドリルを前にしているような……。この環境にも慣れてきたな〜、と満足しているといきなり通達があり、再び新天地への異動が命じられる。しかも数週間に一度ペース。畑違いのデッキを握ると、マジで専門用語が初見過ぎて混乱する。ここは異国か?」
「海晶乙女vs◯◯という相性表があるように」
「全てのテーマvs全てのテーマ」
「という総当たりの相性表がある」
「それは、宇宙」
「或いは、人類はそれを森羅万象と呼び習わすことにした」
「地を這い、泥を啜るような」
「最上級モンスターを出すのに2体の生け贄を捧げていたような……」
「かつて、そこに原始的な文明が存在していたことを知り得る人間は、もう地上には残されていない」
「全てはKONAMIによってデータ化され」
「我々は、思い出の中に囚われた地縛霊……。若しくは、ゾンビのようなものだ」
「あの頃はよかった」
「あの頃のデュエルを返してくれ」
「声は虚空に吸い込まれ、掻き消え」
「使い手を失ったデッキだけが、主人の帰りを待つ忠犬のように取り残された」
「これはまだ、あの頃の遊戯王は牧歌的だったよな〜(笑)と称された時代の話である……」
「」




