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【】か ー り ー す【】

「パックビットはレベル8なので、スリーピーメイデン(レベル5)と誘発娘でたまに出して厄介な耐性持ちを除去するくらいですかね。破壊してもロクなことにならない輩(破械、ユベル、炎王etc.)がやたら多いのでクラーゲンも抜いた。流行りに乗って海晶乙女のサブウェポンはシンクロ主体でいくぜいくぜいくぜ。ちなみにこのパックビットさん、面白い動きができるので変態デッキビルダーには最高のおもちゃだね……。彼(?)の貞操が危ない」


「ところでみなさん、カードゲームで遊んでいてどんな時に性的興奮を覚えますか?俺氏は断然、実力の近い相手と激闘を演じている瞬間ですね……。これに勝るものはないと俺氏は思う」


「ブラフや心理戦を出し尽くした先に、剥き出しの人間性だけがそこに残る瞬間がある……。心境としては、全裸になって宇宙空間で向かい合ってる感じ。対戦相手の積み上げてきた歴史、人生……。デッキ構築のこだわりや、プレイングの間合いなどから多くのことが感じ取れる。俺氏たちは貴重な人生のリソースを消費して遊んでいるから、これは文字通り命懸けのデュエルなのだ。自分の生涯において、目の前のライバルと戦えるのはこれで最後かも知れない……。ランダムマッチングのマスターデュエルなら尚更である」


「デッキ構築をする時、決闘者は孤独だ……。この構成で本当に合っているのか?不安が過る」


「だが、そこにデュエルがある限り決闘者は孤独ではない。ライバルがいる」


「何故、そんなに苦しみながらカードゲームを続けるのです?」


「一般の方はそう思うだろう……。当然の疑問だ。環境が嫌。もう引退する。オワコン。楽しむ筈のゲームで、ネガティブな言葉ばかりが飛び交うのはどう考えても異常事態だ」


「俺氏も自問自答する……。本当に楽しめているか?義務になってはいないか?努力することを美化していないか?」


「いまいちしっくりこない。どうやら、我々がこの闇のゲームに惹かれる理由は、品行方正な言葉では表せないらしい」


「目の前の敵を全力で叩き潰す快感……。環境を憎むからこそ、環境を徹底的に研究して討伐した瞬間の愉悦……。負けて失うものがない勝負程、この世でつまらないものはない。俺氏は平穏な日々を望みながら、一方で血や闘争を求める自分自身を知覚していた……」


「安牌を選ぶのもいいが」


「もっとヒリついた、命の駆け引きがしてぇなあ……」


???「旦那、熱狂と狂乱を御所望かい?」


「!?」


「誰だ、あんた」


「ここに、いいものがあるんですが」


「蟲神器」


「先行投資しておくならいまのうちですよ、旦那ぁ……。キヒヒッ!!(提供:ダイソー)」


「」

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