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【】ぴ き ぴ き ぴ ー ま ん【】

「いや、ね?」


「一瞬、ドキッとしましたよ。色んなアレが脳内を駆け巡りましたよ」


「ただ、誰かを確認して」


「あー……。おー、うん……。あー……。はいはいはい」


「って、なってしまった俺氏の心の後始末は誰がしてくれるんですか?どなたに伺えばいいんですか?大人とは、一体全体なんですか?」


「あり得なくはないなぁー……(遠い目)」


「という気持ちはどの曜日のゴミ回収に出せばいいんですか?」


「ね」


「だからねー……。民事は嫌いなんですよね。一生、ごちゃごちゃやってるから」


「この界隈に限らず、例のあのグループのアレがアレだったりするじゃないですか」


「なんか、ね」


「英雄、色を好むという言葉を知らんのか?」


「という気持ちも過ぎりつつ」


「駄目だ、こいつらはノンケだ……。俺氏たちと同じ尺度では生きていない」


「という諦めもある」


「心底、どうでもいいような……」


「逆説的に、人間って生活や生命に関わらないどうでもいいことだと口が軽くなるんですね」


「とはいえ、ノンケも人の子……。少なくとも、クラスの二割はノンケで占められているのです」


「火消し役に使命感を覚えているワケでもないし」


「ただ、もうちょっと……。もうちょっと危機感を底上げできませんか」


「一言居士みたいになっちゃう」


「事案がある度にお気持ちを表明する人みたいになっちゃううううううううううううううううううううう!!」


「いくら歳を取っても、規模が大きくなるだけで、大人たちがやってることはクラスのあれこれと変わらないんですね〜」


「だから、これは……。アレだ。学級裁判だ」


「全然関係ない、しょーもないクラスの揉め事で帰りの会が長引いてる感覚」


「早く帰らせろや……」


「それだ。合点がいきました」


「こういう時にね〜、クラスの問題なんだから、みんなで話し合おうよ!!みたいなタイプもね〜、必ずいるのよね」


「いや、知らねえよ……。弁護士呼んでくれよ」


「当事者じゃねえし」


「と、なるワケですね」


「俺氏は、いつリアルファイトに発展するのかワクワクしながら見守っているタイプでした」


「結局、なあなあで済まされると余計にストレスが溜まるんですが……」


「ね〜」


「はい」


「ということでね」


「こういうのは、味がしなくなるまで擦っとかないと予後が悪いんですね。クソ面倒臭いことに」


「もう、飽きましたよね?」


「俺氏は、もう飽きてきましたよ」


「民事はね、眠くなるんですよ……」


「この……。この、ね。クソどうでもいい井戸端会議みたいなノリを反復横跳びするのは、健康に良いんです」


「どうですか?」


「もう、よくないですか?」


「なんか、こう……。こんなクソどうでもいいことで俺氏の脳味噌を浪費させるなよって……。みんな、思いません?」


「でも、タレントってそういうものだし……」


「はい」


「そうですね」


「温情を掛けるばかりが、優しさじゃないんですよね〜……」


「ただ、こういう時に動いてくれる俺氏ってイケメンじゃないですか?」


「ノンケはね、白米なんですよ。どんなに屈強な戦士でも、腹が減っては戦はできぬ……」


「生きていると、色んなことがありますね」


「ノンケが農家だとすれば、俺氏は畑の番人なんですね」


「畑の番人ってなんだ……?」


「とはいえ、自分の領地が荒れ放題なのもなんか気分的にアレなので」


「みなさん」


「理解りますね?」


「俺氏に免じて……。ね?」


「俺氏が、可哀想だとは思いませんか?」


「影響が避けられない距離でクソみたいな茶番を……」


「もうね、俺氏が言及するのは最後です」


「(義務感)」


「ね〜」


「ほんと……」


「ね〜!!(大声)」

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