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第2話


 「……生きてる……?」


 目を覚ますと布団の中だった、腹に手を当てても刺された痕もない……あれは夢だったのか!?やけにリアルな夢だったなと布団から出ると……ここは何処だ?見覚えはあるんだが……

 ぼんやりと喉が乾いたと水道の水を飲み、顔を洗いに洗面所にて鏡を見て驚いた……若い男がこちらを見ている……誰だこれ!?いや、俺か!?

 慌てて部屋の中を見渡す……これは俺が学生時代に住んでいたアパートだ……

 テレビをつけると随分懐かしい番組が放送されている……何だこれは!?

 ……様々なものを確認した結論として……時間が戻っていると思われた。無論、長い夢を見ていた可能性もあるのだが……母親が亡くなって、叔父に衣食住を用意してもらって学校に通っていたあの頃に。


 

 

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