人の死因はほぼ病気
ここから本編始まります!
僕、新田 亘は普通の高校生だ。趣味はゲームと、フリーランニングという、簡単に言うとアクロバティックに街中の障害物を避けながら走るスポーツ?のようなことだ。
あと、最近友達から紹介されたWeb小説の転生物にはまっている。ライトノベル?ってゆうらしいけど、まだあまり分からない。
僕は都会からしたら田舎、田舎からしたら都会のような微妙なところに住んでいる。友達もそれなりにいて親友も1人いる。学校生活もそれなりに充実していて、特に不平不満もなかったのに…
何でこんなことになったんだろう。
と、空を舞いかすれる意識の中思った。
「ワタルーーー!!早くいこーーぜーー!!!」
「おーーーー、あとちょい待っててーー!!!」
親友が今日も家の前まで迎えに来てくれた、学校へ登校はいつもこうだ。
高校へは自転車で30分ほどの道のりだ。
家をまっすぐ進み4番目の交差点で左に曲がると学校が見える。しかし、その曲がったあとが大変なのだ。坂道だから
「わりー!遅れた!」
「おせーよ!早く行こうぜ!!」
僕の名前ん呼ぶ彼(親友)の名前は荒田 和希、あだ名はカズ、イケメンじゃないけど性格がイケメン
小学校の頃から同じで家も近い。
よくお泊まりという名の夜までゲームするというイベントをしたものだ。
まぁ、すぐに寝ちゃうんだけどね、僕が。
そしてカズと自転車を走らせ今日も登校する。
「でさーー、昨日のテレビで観たんだけど、日本って多くの人がガンで死ぬじゃん?でも、世界ではガンで死ぬ人の方が少ないんだってよー」
「え、そうなの!?」
「いや、なんとなく聞いてたからわからねぇけどそんな感じだった」
「いや、適当かい」
「お、関西人の血がでてきたねー」
「いや、関西人ちゃうわ!」
「ツッコミキレキレだな」
笑い合いいつもと同じ何気ない会話をしていた。
そして3番の交差点のところで
「でよーー、、ん?、、、おい、あれ見ろよ」
カズが交差点を指先し言った
その先には5歳くらいの子供がいた。
「?何してんだろ、おーーーい!!信号変わっちまうぞーーー!!!!」
歩行者信号機は青に点滅していた。
しかし子供は道路の真ん中で動かない。
「やばくね?ひかれんじゃねぇの?」
カズがそう言った瞬間、信号が赤に変わった。
そして、奥からトラックが走ってきた。
「やばいって!!おーーーーい!!!!ボウズーーー!!!!!信号わたれーーーー!!!!!」
カズが必死に声を出して子供に呼びかける
が
反応がない
トラックは猛スピードで走ってくる
運転手は音楽を聴いているのか止まる気配がしない。
「カズ!僕のカバン持ってて!!」
「おい!?ワタル!?無理だろ!間に合わねぇって!!車にどうにかして伝えよう!!!」
カズは僕が投げたカバンを受け取り必死に叫ぶ
そして僕はカズの声も聞かずに子供に向かい全力疾走する。
「「ファァァァァァァァァァァァァァァン!」」
トラックのクラクションがなる。
僕は子供の背中を押し道路から出す
瞬間
トラックにひかれた。
かすれゆく意識の中、カズの叫び声が聞こえた。
「いやーーー、壮大にひかれちゃったねーーでもかっこよかったよ!」
気がつくと透き通るような白い肌で銀髪の青とも緑とも言えない幻想的な瞳の色をした神秘的な顔の少年がいた。
「え?あ、ありがとうございます…」
ん?あれ?さっきトラックに引かれたはずじゃ…
「うん引かれたよ、もうすごい勢いで」
少年が答える。え?なんで頭で考えてることが分かるの?
「そりゃーー君今、魂だから体ないし言葉話せないでしょ?だから考えていることを勝手に聞いてるよ」
え?
そう思い自分の姿を見てみると…
うん、ない、体がない。
しかも視界が変だ。
360°見える。すごい変な感覚
「君、意外と冷静だね。」
少年は話しかけてくる。ってか誰だ?この人
「おっとごめんよ、紹介が遅れたね、僕は創造神、名前はないよ」
創造神…?何それ…?
「うーん、この世界をつくったいや、この世の全て、森羅万象を創り出した者…ってかんじ?」
とりあえず、すごい人ってのはわかった。
「うん、それで十分さ!」
で、僕は今どこにいるんだ…?
周りは白色のふわふわした…雲のような地面の上でそれ以外、創造神以外何も無い
「ここは雲の上さ」
あ、ガチ雲なんだ
「ガチ雲さ」
へーーー
「うん」
…
「…大丈夫かい?」
え?何がですか?
「いや、君は死んだんだよ、色々と心とか…」
あ、いや、自分でも驚きですけど以外と冷静です。
「そう、ならいいけどーさっそくいいかな?」
?はい
「えっと、君はさっき死んだ。そして特別に魂だけここに呼び寄せた。」
は、はい
「でね、実は君に転生してもらいたいんだ。」
転生…?
「そう、しってるよね?転生」
ま、まぁ…転生ものの小説はよく読みますし…
「地球のモノはすごいよね、本来なら知らないはずのことを自分たちで考え出して作っているんだもの」
本来なら知らないはずのこと…?
「まぁーー転生とか死なないと本当にあるかどうかわかんないじゃん?でも何故かキミたちは考え出し、小説というモノに書いている…どうしてだろうねぇ…?」
創造神は少し不機嫌になったように話す
て、転生ってどうゆうことですか!?
空気を変えようとワタルがすこし声を大きくして話しかける。声は出ないけど。
「そうだね、そろそろ本題だけど!君に転生して欲しいんだ!」
あっはい、でも何に転生するんですか?
「聖天使だね。」
聖天使?
「そう、君が思っている神の使いのあの頭に輪っかがある全裸の子供たちみたいなものさ」
えぇ…小さい子供になって全裸のまま空をふわふわ浮かぶなんて、どんな羞恥プレイですか…
「いやいや、本物はあんなのじゃないからね」
そう言いながら創造神は指パッチンをした。
瞬間、どこからともなく、桃色のくせっ毛の翼が生えた青年が出てきた。
「こんな感じさ、まぁ、十人十色色んな聖天使がいるけどね。」
まるで手品のようにいや、手品でもできないくらいの、一瞬にして出てきた聖天使に驚きを隠せない…
「あはは、驚いているようだね。まぁ無理もないかな?あ、もう行っていいよ!ありがと!で、さっきのような聖天使に転生して欲しいんだけど、どうかな?」
声をかけられた聖天使は瞬間に消えた。
うーーん、ちょっと確認したいんですけどいいですか?
「うん?どうしたの?」
本当に僕は死んだのでしょうか?こう、あなたが神の力とか神の奇跡とかで僕をわざと殺したんじゃ…
ありえない、よくライトノベルなどを見ているがこんなにうまい話はない、どう考えても僕よりも適正人材はいるだろうし…
「いや、完璧な事故死だね、原因はトラックの運転士がなにか…機械をいじっていたからだね」
スマホかな…?ってか、仕事中にスマホいじるなよ…
そうですか…疑ってすいませんでした…
「いやいやいいよ、こんなうまい話はない…もんね?」
創造神が意地悪っぽく笑いかける
はは…すいません…
「冗談だよ!じゃあ転生してくれるかな?」
うーん、まぁ断る理由もないですしいいですけど…
「ありがとう!じゃあ改めて本題なんだけど…」
え?転生するのが本題じゃ…?
「いやいや、聖天使になったら役割があるんだよ!」
えぇ!聞いてない!
「そりゃー言ってないからね」
なんとゆう神様だ。まるで詐欺の手口のように騙されてしまった。
「君、心の声丸聞こえだよ」
あ、すいません
完全に忘れていた。ってかこの機能卑怯じゃない?
「まぁ…いいけどさ、事実だし…で、君の役割なんだけど」
さらっと認めちゃったよ、そしてスルーされたよ
「邪神を育ててほしいんだ。」
…邪神?って神様ですよね?
「うん、ものすごく悪い神さ」
な、なんで僕が?
「うーーーん、それは君が考えた方がいいんじゃないかな…」
創造神は少し楽しそうに言っている
わ、わかりました…
「ありがとう!」
でも育てるって…?
「うん、君、赤ちゃん育てたことある?」
いや、ないですね
「だよね、知ってる!」
じゃあなんで聞いたんですか…
「そうゆうことだからだよ」
…え?
「赤ちゃんを育てるってこと」
邪神って赤ちゃんなんですか?
「そうだよ」
む、無理ですよ!親御さんに育ててもらいましょうって
「いや、大丈夫さ、食べ物は食べなくても死なないから!神だもん!」
じゃあ育てなくても成長するんじゃ…
「それはダメだよ、親がいないと何がダメで何がいいことかわからないだろう?はい、理由完璧だね!どうだい?育ててくれる気になったかい?」
うーん、まぁ、できる限り頑張らせていただきます…
「ありがとう!あ、まずは体を授けないとね!アメテ!出番だよ!!」
創造神が声をかけると共にどこからともなく肩ぐらいまでの青色の髪に黄色の目どこか幼い少女と綺麗な桃色の腰辺りまである髪に金色の目をした優しそうな女性が現れた。
「はい!かしこまりました!創造神様!」
アメテという名の少女は元気よく返事をしこっちに向かってくる。
「こんにちは!新田 亘くん!私は転生神のアメテ!今から君を聖天使に転生するよ!」
はい、よろしくお願いします
「よし!いっくぞぉー!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
両手をこっちに向けて何か…何かわからないけどやって………………
「あ、意識なくなっちゃた」
「転生させるには仕方ないですね」
「そうなんです…っ!そろそろ転生しますよ…っ!!」
アメテが前に突き出した手の先の光は人のようなかたちになり、次の瞬間、10歳くらいの子供の形になり、6つの翼の生えた天使…いや、聖天使になった。
「できましたっ!!聖天使に転生させるのは初めてでしたが大成功ですねっ!!」
「うん、上出来だよ!ありがとうアメテ!」
「ひゃぁぁぁぁぁぁ創造神様にほめられたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「横のアメテがうるさいけどひとまず成功だ。
亘の意識が戻るのを待とう」
「はい!創造神様ー」
「ところでアフロディーテ」
「はい?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
無事に聖天使に転生した亘くんでした。